初めて、甲州を飲む。きいろ香のはなしや、故富永博士の話を目にするにつれ興味はあったが実は好んで買うきっかけがなかった。あまり種類がでていないことと、誰が美味しいとかの優劣がヨーロッパのワインと比べてまだあまりおこなわれておらず、どれが外れでどれが当たりなのかまだ定まっていないように感じた。
今回購入したのは、実はフジッコワイナリーという会社名と甲州をどこかで飲んでみたいという気持ちの結果。しかもかてから2カ月ほど冷蔵庫の奥で眠っていた。しかし白ワインを飲んでも美味しい季節がだんだん着ていたし、冷蔵庫を占有することへの風当たりもありいよいよ飲むことにする。
ノンフィルターということもありそこには相当澱がたまっている。瓶の色もあるがなんだか日本酒の濁り酒のような気分になってくる。そそぐと奇麗というか、シャルドネなどと比べると色はあまりない、それにクリア。香りは青リンゴ系なので、やはりソービニヨンブランによくにている印象。泡も微発泡だけど、以前購入したマルク・ペノさんのぺティアンよりは泡立っている。
味わいは、うーーん少し甘く感じる。かんきつというよりはリンゴや桃など日本のもの。それに、薄いイタリアワインを想起させるハーブというかセロリなどの香り。イメージでいうとフルーツというより果物。日本のワインだから日本のおかず、ということで用意したおかずとの相性も相当よい。(購入元:CIAL横浜山善)
ついでに、大船軒の押し寿司三昧(味鯖秋刀魚)もためす。秋刀魚が一番無難。鯖はいけそうで意外とふたが閉まらないぞ。鯵との戦いは鯵の勝ち。押し寿司とワインの相性の追及はいばらの道だ。
フジッコワイナリー
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