BBRセレクションの、シャプティエ・エルミタージュ。シャプティエはエルミタージュに本拠地を構えるネゴシアン、、というくくりなのだろうか。自社畑もいろいろあるらしいので、もう大規模ワイン製造販売業とか言い切ってもいいんじゃないかと思う。
たまたまネットで見つけた20年以上経過したシラー。ワイン入門の本を読んだ時から熟成したシラーを飲むことが憧れのようなものだった。なんだよう、カブトムシの香りってと思いながらずっとこがれていた。嬉しくて購入したが1年近く忘れていた。ワインが飲みたいという欲は実はパソコン越しであることが多いように思える。
いいシラーは2000年台は多い。だが正直熟成までは至っていないものが多い。ワインに対して美味しさや自分の家で飲んで美味しいかどうかは重要視するが、比較試飲で浮き彫りになるような質への追求には正直興味が無い。一つの価値観を追求するには、ワインは客観的な基準が少なすぎる。
が、この一本はすごかった。書いてある通りの味わいがある。は、腐葉土からはじまり、エッジはまだオレンジ色がほとんど指していないが、ぶどうから離れた香りを感じる。ゆらゆらとした液面がおいしそう。香り自体もまだまだ濃くて、きっとあと何十年寝ていてもいい感じがした。
ゆっくりと、とろとろといただく。
MARKISの下で購入したお惣菜など。野菜のテリーヌ?しいたけとベビーコーン、オクラネバネバでおもしろい。それにミートローフとちょっと焼き鳥。シラーと焼き鳥は仲良し。