もともと、STYのポイントが2ポイントなことに気がついて急遽エントリーを決めた大会。氷ノ山?名前が寒そうだ位の感覚でのエントリーだったが、行って走ってみたが、ここはとても価値のある経験だった。思わぬ問題もあったけど、
前日午後に入り、夕方からの説明を受ける。会場までは鳥取砂丘コナン空港から1時間程度。レンタカーで移動した。当初はバスなどを使おうかと思ったが、レース後の移動が大変なことがわかったのでやめた。
ガイダンスによれば、1.距離は実測77kmくらい。2.論山から肥前畑のルートはほぼレースのために作られたルートで道というよりはというかんじ(雨が降ったらと思うと怖い)。3.予備関門の時間延長(これは良い判断だったように思える)
なお、ガイダンスと実走を比較すると、エイドでのコーラ率は思った以上にたかかったが、最終関門でコーラ品切れは想定外だった(ここでコーラを補給して長い林道をごまかすつもりだった)
その後1時間をかけてとっとり市内の宿に戻り、鳥取駅近くのイオンで夕ごはんと朝ごはんを調達。
翌日は2時に起床してご飯をもぐもぐ、身支度をしてから4時過ぎに出発。5時に到着してから荷物チェック。トイレによってから、スタートまでのんびり待つ。
6時にスタートしていきなりゲレンデ上り。半袖にOMMのアームカバーとグローブだけして登る。だんだん暑くなるので順次それを外していく。おんたけに比べたらそれほど長くない。その後、コースが途切れて登山道の階段になるがここで少し渋滞。せっかちなひとが多いらしくショートカットをして登って階段に割り込もうとする。関西っぽいなぁとふとおもう、あとはロード主体な人が多いからかも知れない。(その後、ロングトレイルが関西では少ないという話をよく耳にした。草レースは多い印象が強いけど。)稜線にあがるまでの最初の2kmは急登だが視界が開けてくると走れる部分も増える。そして、三の丸から氷ノ山への道を見て感動。あたりは雲海、広がる稜線、彩りのある山の紅葉、そして空は快晴。秋を堪能するのにこれ以上の場所はないとおもう。
氷ノ山の稜線を超えて小代越から下る。ここは去年と異なるポイントだとか。ただこの下りが相当すごい。ドロ・根っこ・石の三重奏で滑りつづける。止まらないし急坂なのでペースは上がらない。久しぶりに下りで消耗した。
とちのき村の第一関門15kmで、トイレに寄りコーラを飲んで出発。更に下るのだが、このとき胃が痛くなった。ちょっと食べ過ぎたのだろうか・・それともMagジェルとコーラの組み合わせが自分に合わなかったか、腹が痛いのでゆっくり下る。20kmくらいで登り直して、佐房エイドへ。ここは民家!でおじさんが水をくれる。コーラもおいしくいただき、ここで水をOMMのフラスクボトルに補給。このあと、右脇腹がやや痛くなるようになる。が、上りは歩くことを最初から決めていたので歩きながら補給をして、水を呑んだりいろいろ試しながら体の具合を整えて、論山から肥前畑への道に備える。ロードを我慢強く登ってからぽこっと道がでてくるのでトレイルへ。ここは氷ノ山の下りよりさらに大変。ここで渋滞になったら本当に進まないだろう道。距離は2kmくらいだとおもうが、非常に気を使うし転がりやすい。こういうところではロード重視の人は大変そうだ。
ところで、このトレイルに入る手前で次のエイドまであと2kmの看板が出ていた。実際には10km近く先だったのだが、2kmで現れないだろうと思ったら忘れることにした。ここは看板ではなく前日のガイダンスを信じるべきだった。
長い長いロードの下りはPowerSportsのテープが全然なくて結構凹む。これで間違えていたらつらいなぁおもったが、ルートは正しかったらしく無事第2関門青下集落へ到着。ここまで6時間半くらい。コーラ3杯のんでトイレに寄って水を1Lくらい補給してから再出発。
上山登山道にはいったところで体調悪化。脱水症状というかハンガーノックのようになる。汗が止まらない状態だったので歩みを緩めていろいろ抜かれるけど、ここで我慢することにする。舗装路にでてから、50歩走って50歩歩くことを繰り返して少し歩みを変える。汗は収まったが右わきの痛みがいまいちよくない。
とりあえず上山高原のエイドまで到着。青下集落の関門から1時間以上かかってしまった。コーラをもらってから再びゆっくり走り始める。上りのロードだが走れるようになるところまで回復。調子が悪い時は1時間ガマンすればかなりのことが克服できる。
そして最良の秋のトレイル扇ノ山の稜線へいく。ここはすごい。豊かな広葉樹林の育む木漏れ日と紅葉が午後の気持よいひとときを創りだす。風もちょうどいいひんやりとしているがそれほど寒さは感じない。ランニングとしてはもうしぶんないじょうきょうだったが、この時も脇腹の痛みにくるしんでいたので、歩きと走りは半々くらい。腹筋に力を入れているとなんとなく痛くない気もした。
扇ノ山の山頂までは登ったり降りたり。稜線なので波がある。階段パートはやや行きづらいが、気がついたら山頂というかんじだった。ベンチがあるので10分ほど休んでから下りは走る。結構みな下りで歩いているようだったが、この下りは楽しく降りられた。
最終エイドには9時間15分くらいで到着。10時間すぎるとはじまるライトチェックはあたらず、そのまますすめたのはよかった。が、林道に入って走り始めるとどうにも工にも右脇腹が痛い。ふと去年のおんたけで痛めた箇所なきがしてきた。しばらく歩いていても痛みがどうもぬけない。そこで、右フロントに入っているものを外してみるとかなり緩和される。もう痛み始めていると完全に取り除けないようなので、走れるばしょだけ走ることにする。
フラットだと思っていた後半の林道は50mくらいの上り下りが1kmごとにやってくる感じ。どちらもそんなに長くないのだが、フラットというにはかなり抵抗の感じられるくらいにはぶれていた。走ろうと思えば走れる。あそこを走りきれればランニング力としては本物だろうが、脇腹がこうもいたくては傾斜のきついところでは走ることを諦める。
それでも気がついてからはかなり走れた。最終関門を出た時には12時間ぎりをめざしていたが、それは諦めてでもできるだけ早くで。最後の最後のエイドで水を補給。ここで残り10kmと書いてあるけど、実は11kmだよっという話を聞いた。OSJっぽいとおもって消化。ロード部分が3kmあるそうだ。残り5kmくらいで、すっかり暗くなってライト点灯。夕方で鹿がそこらじゅうで鳴いている。
忍耐強く登り降りをしたらロードエリアになりそこからはほぼ下り。登りはないが、まだスキー場の明かりは見え隠れする程度で遠い。あと500mくらいかなぁというところで、いきなり一気に登るハメになる!あれれ、あれれという感じだったが歩かず走ってつなぐ。そしていきなりゲレンデを下ってゴール。
完走証と豚汁をいただいて、7upを飲んで、帰路につく。タイムはもっと縮められたとおもうが、新しい問題に対処できたのは良かった。順位はだいたい3分の1ぎりぎりくらい。もう少し早くいきたかった部分もあるけど、完走して2ポイント取れただけでもう十分だ。
OSJ氷ノ山山系は本当に天気に左右されるコースのようだ。晴れるとすごい。雨が降るとすごい怖い。それでも、またもし晴れたら絶対行きたいとおもういいトレイルだった。
前日午後に入り、夕方からの説明を受ける。会場までは鳥取砂丘コナン空港から1時間程度。レンタカーで移動した。当初はバスなどを使おうかと思ったが、レース後の移動が大変なことがわかったのでやめた。
ガイダンスによれば、1.距離は実測77kmくらい。2.論山から肥前畑のルートはほぼレースのために作られたルートで道というよりはというかんじ(雨が降ったらと思うと怖い)。3.予備関門の時間延長(これは良い判断だったように思える)
なお、ガイダンスと実走を比較すると、エイドでのコーラ率は思った以上にたかかったが、最終関門でコーラ品切れは想定外だった(ここでコーラを補給して長い林道をごまかすつもりだった)
その後1時間をかけてとっとり市内の宿に戻り、鳥取駅近くのイオンで夕ごはんと朝ごはんを調達。
翌日は2時に起床してご飯をもぐもぐ、身支度をしてから4時過ぎに出発。5時に到着してから荷物チェック。トイレによってから、スタートまでのんびり待つ。
6時にスタートしていきなりゲレンデ上り。半袖にOMMのアームカバーとグローブだけして登る。だんだん暑くなるので順次それを外していく。おんたけに比べたらそれほど長くない。その後、コースが途切れて登山道の階段になるがここで少し渋滞。せっかちなひとが多いらしくショートカットをして登って階段に割り込もうとする。関西っぽいなぁとふとおもう、あとはロード主体な人が多いからかも知れない。(その後、ロングトレイルが関西では少ないという話をよく耳にした。草レースは多い印象が強いけど。)稜線にあがるまでの最初の2kmは急登だが視界が開けてくると走れる部分も増える。そして、三の丸から氷ノ山への道を見て感動。あたりは雲海、広がる稜線、彩りのある山の紅葉、そして空は快晴。秋を堪能するのにこれ以上の場所はないとおもう。
氷ノ山の稜線を超えて小代越から下る。ここは去年と異なるポイントだとか。ただこの下りが相当すごい。ドロ・根っこ・石の三重奏で滑りつづける。止まらないし急坂なのでペースは上がらない。久しぶりに下りで消耗した。
とちのき村の第一関門15kmで、トイレに寄りコーラを飲んで出発。更に下るのだが、このとき胃が痛くなった。ちょっと食べ過ぎたのだろうか・・それともMagジェルとコーラの組み合わせが自分に合わなかったか、腹が痛いのでゆっくり下る。20kmくらいで登り直して、佐房エイドへ。ここは民家!でおじさんが水をくれる。コーラもおいしくいただき、ここで水をOMMのフラスクボトルに補給。このあと、右脇腹がやや痛くなるようになる。が、上りは歩くことを最初から決めていたので歩きながら補給をして、水を呑んだりいろいろ試しながら体の具合を整えて、論山から肥前畑への道に備える。ロードを我慢強く登ってからぽこっと道がでてくるのでトレイルへ。ここは氷ノ山の下りよりさらに大変。ここで渋滞になったら本当に進まないだろう道。距離は2kmくらいだとおもうが、非常に気を使うし転がりやすい。こういうところではロード重視の人は大変そうだ。
ところで、このトレイルに入る手前で次のエイドまであと2kmの看板が出ていた。実際には10km近く先だったのだが、2kmで現れないだろうと思ったら忘れることにした。ここは看板ではなく前日のガイダンスを信じるべきだった。
長い長いロードの下りはPowerSportsのテープが全然なくて結構凹む。これで間違えていたらつらいなぁおもったが、ルートは正しかったらしく無事第2関門青下集落へ到着。ここまで6時間半くらい。コーラ3杯のんでトイレに寄って水を1Lくらい補給してから再出発。
上山登山道にはいったところで体調悪化。脱水症状というかハンガーノックのようになる。汗が止まらない状態だったので歩みを緩めていろいろ抜かれるけど、ここで我慢することにする。舗装路にでてから、50歩走って50歩歩くことを繰り返して少し歩みを変える。汗は収まったが右わきの痛みがいまいちよくない。
とりあえず上山高原のエイドまで到着。青下集落の関門から1時間以上かかってしまった。コーラをもらってから再びゆっくり走り始める。上りのロードだが走れるようになるところまで回復。調子が悪い時は1時間ガマンすればかなりのことが克服できる。
そして最良の秋のトレイル扇ノ山の稜線へいく。ここはすごい。豊かな広葉樹林の育む木漏れ日と紅葉が午後の気持よいひとときを創りだす。風もちょうどいいひんやりとしているがそれほど寒さは感じない。ランニングとしてはもうしぶんないじょうきょうだったが、この時も脇腹の痛みにくるしんでいたので、歩きと走りは半々くらい。腹筋に力を入れているとなんとなく痛くない気もした。
扇ノ山の山頂までは登ったり降りたり。稜線なので波がある。階段パートはやや行きづらいが、気がついたら山頂というかんじだった。ベンチがあるので10分ほど休んでから下りは走る。結構みな下りで歩いているようだったが、この下りは楽しく降りられた。
最終エイドには9時間15分くらいで到着。10時間すぎるとはじまるライトチェックはあたらず、そのまますすめたのはよかった。が、林道に入って走り始めるとどうにも工にも右脇腹が痛い。ふと去年のおんたけで痛めた箇所なきがしてきた。しばらく歩いていても痛みがどうもぬけない。そこで、右フロントに入っているものを外してみるとかなり緩和される。もう痛み始めていると完全に取り除けないようなので、走れるばしょだけ走ることにする。
フラットだと思っていた後半の林道は50mくらいの上り下りが1kmごとにやってくる感じ。どちらもそんなに長くないのだが、フラットというにはかなり抵抗の感じられるくらいにはぶれていた。走ろうと思えば走れる。あそこを走りきれればランニング力としては本物だろうが、脇腹がこうもいたくては傾斜のきついところでは走ることを諦める。
それでも気がついてからはかなり走れた。最終関門を出た時には12時間ぎりをめざしていたが、それは諦めてでもできるだけ早くで。最後の最後のエイドで水を補給。ここで残り10kmと書いてあるけど、実は11kmだよっという話を聞いた。OSJっぽいとおもって消化。ロード部分が3kmあるそうだ。残り5kmくらいで、すっかり暗くなってライト点灯。夕方で鹿がそこらじゅうで鳴いている。
忍耐強く登り降りをしたらロードエリアになりそこからはほぼ下り。登りはないが、まだスキー場の明かりは見え隠れする程度で遠い。あと500mくらいかなぁというところで、いきなり一気に登るハメになる!あれれ、あれれという感じだったが歩かず走ってつなぐ。そしていきなりゲレンデを下ってゴール。
完走証と豚汁をいただいて、7upを飲んで、帰路につく。タイムはもっと縮められたとおもうが、新しい問題に対処できたのは良かった。順位はだいたい3分の1ぎりぎりくらい。もう少し早くいきたかった部分もあるけど、完走して2ポイント取れただけでもう十分だ。
OSJ氷ノ山山系は本当に天気に左右されるコースのようだ。晴れるとすごい。雨が降るとすごい怖い。それでも、またもし晴れたら絶対行きたいとおもういいトレイルだった。
上山高原から扇の山(おおぎのせん)の森はすごかった。紅葉した森がとても美しい。
ゴール手前でゲレンデの横を登らされて、その後暗闇のゲレンデを流星のようにかけおりる。