ムーミン・ローヌxジビエ会@Restaurant OKADA

1年ぶりにムーミン会に参加。1年前は飲みすぎて寝ながらタクシーに乗っただけなので記録は残っていない。今回は自宅ではなく広尾にある、レストランオカダ。シェフの岡田氏がボーヌなどで修業をされた方だとかで、ムーミンとは9年くらいの知り合いということで今回の会となったそうだ。

最初に出された、ドラピエのグラスに合わせたブリオッシュ。ふかふかでじわじわと甘味がありたんたいでもかなりいける。

にくにくプレート(説明をメモしていないので勝手に名づける)
ソーセージがおいしい!パテはもっとたべたかった!

パン。ごりごりです。

意外性が一番高かった、烏賊とフグのスープ・ド・ポワソン。
最初ローヌ系ワイン会であることが伝わっていたのかと思ったくらいびっくりした。が、烏賊入りでもくさみはなく、烏賊嫌いな自分でもおいしくいただける。ローヌとの相性は静かなことにビビる。これは何かの反動もまたマリアージュという話になるかと思ったけれども、下げるものというのがこのワイン会ではなかった。

シェフ曰くいい蝦夷鹿。
うっとりするような肉、モニターの明かりは明るくしてみたい色合い。臭みなくおいしい。肉はなんどもかみかみとしたくなる。そして、このあたりで味の記憶は終了。黒いのは血の塊だったような気がするけど、おいしかったような思いでしかない。メモがないとさっぱり覚えていられない。

開始前の様子。

[2006]Domaine Mathilde et Yves Gangloff Condrieu
2haの畑でつくっているそうだ。ヴィオニエ。香りも味わいもリッチ。ヴィオニエといえば、昔飲んだものがおいしかったことからワインにおぼれてしまった経緯がある。因縁を感じる。ムーミン氏の秘蔵っ子みたいなワイン。ただし、自身で輸入はしていないようだ。


[2006]le Clos du Caillou Cotes du Rhone Bouquet des Garrigues
品種:グルナッシュ85%、シラー、サンソー、クノワーズ15%
ブドウ畑:シャトーヌフ・デュ・パプの北東地区に隣り合うクードレ、ガリーク、カイユのブドウ畑のガレ・ルーレ(丸石に覆われた土壌)

これ、おいしかったのだが2008にしては少し老けた感じの印象だけがのこっている。どうおいしかったのかがでてこないのは、そのあとがすごかったから。安かったら家で飲みたい鯵。クノワーズはローヌ南部からプロヴァンスにかけて栽培されている黒ブドウだとか。



[2004] Domaine Mathilde et Yves Gangloff Cote-Rotie La Sereine Noire 

コートロティのシラー古木100%でつくるもの。セレンノワールはその古い品種らしい。集中とか凝縮というか、力強いわけではなく繊細な日本刀の刃の焼きを眺めるようなそんなかんじ。でもヨーグルトも多少。

[1988]DOMAINE JAMET Cote-Rotie
http://www.cote-rotie.com/vignerons-cote-rotie/domaine-jamet-cote-rotie.html
還元香?というものらしい。硫黄系の臭いが上品に香る。羊食べたくなるようなニュアンスだろうか。飲みづらいわけじゃないがすきもきらいもわかれる感じ。エッジはまだまだ若々しい。


[1985]Chateau de Beaucastel Chateauneuf du Pape
Website:http://www.beaucastel.com/ (日本語あり)
ぶどうはどうやら13種をまぜまぜされているようだ・・・

今回のメイン、マグナム。すぽっと、コルクが落下。ソムリエさんでもそういうことがあるのかと思うと、なぜか安心。運不運はつきものらしい。味わいへの影響は感じられなかったのでコルクの衛星状態もよかったのだろうか。
シェリー香というらしい、すえた香りを感じる。ジュラのほうの白ワインを試して飲んだ時に感じたなぜか”しまった!”と感じさせる香よりは弱く人を強く拒んでいるわけではなさそう。エッジはさすがに季節の代わりを感じるが、味わいは静かで果実味を感じる。癖のあるはちみつとブルーべりーとかラズベリーのジャムを思う。(プロが味わったらどういうのかしらない)