五島のおみやと、青い人のアドバイザー合格祝いに大井町で安くてうまい絵に描いたような街のブラッセリーへ。お店の中は、いろいろなものに目を奪われる。でかいワインセラー、高そうなワインの空き瓶(きっと思い出が詰まっているのだろう)、大きな厨房、そして有り余る黒板?メニューがところ狭しと書いてある。移動型もあるのになんでそんなに黒板をとおもうのだが、きっとオーナーが黒板好きなんだろう。
初めて来た。すでに予約満員御礼の札が入り口にかかっている。駅に近く入り口もそれらしくおしゃれ。中でオーナーシェフが職人風の雰囲気を漂わせている。お皿が割れたりすると、何やら手を止めて客席に背を向ける。厨房ドラマが垣間見える、だからといって料理はやすくておいしい、お手本のような良店。
大船渡産牡蠣のマリネ。
これは牡蠣殿下のリクエスト
魚のうらごしスープととごぼう。
チーズ盛り合わせとか
白子のブルゴーニュ風に青ネギソース
ベラルーシのジロールだけソテー
和歌山の鹿。
カッスレー(鴨のコンフィ、白いんげん、ソーセージなどなどモリモリ)
Champagne RUELLE Pertois ピノ(ムニエ|ノワール)85%, シャルドネ15%
2010 Chateau TALBOT CAILLOU Blanc ソーヴィニヨン・ブラン86%, セミヨン 14%
1994 Chateau Bellefont Belcier, メルロー70%, カベルネ・フラン20%, カベルネ・ソーヴィニヨン10%
Marc de Corton。
?とダークチェリーのタルト
メニューの黒板もいっぱい。
腹いっぱい食べた。食べた割に安い。(飲むとそれなりだけど)ボトルの値段はかなり安い。もう少し設けてもいいんじゃないかとちょっとだけ思った。余計なお世話だろうし、人も多く入るので杞憂だけど。
料理は力強く、神経質なものではない。ここはきっとシャルドネを美味しく飲める気がする。こういうお店はありそうでなかなか少ない。最近よく言われることだが、素材を活かすことを突き詰めすぎて、シェフの個性がでにくかったり、もともと料理としての楽しむポイントがきえてしまったりだとかする。この御店は楽しなぁと、帰りの電車でイメージ反芻する。
願わくば、職人みたいなあのシェフの腕がつるまで料理をいろいろ注文してぺろりとたべてみたいものだと、なんとなく町の大盛中華屋さん的モチベーションも少し刺激される。いろいろおもしろい。