根津美術館 井戸茶碗展など


根津美術館自体は初めて来た。こりゃ、すごい。昭和の財界人の贅を垣間見る。建物も屋根が高いけど大きな茶室のようなしつらえ。光は柔らかく、大きな敷地にあり、圧倒的な木々はもう都内とは思えない別世界。

いったのは常設+井戸茶碗展。井戸茶碗ばかり100個近くだろうか、大井戸、小井戸、青井戸の順に展示されている。大井戸は割れが目立っており、衛生面がやや気になる・・ 小井戸は小ぶりで形もぷりっとしている。小さな分だけ割れはあまり目立たず補修していないものもあった。また、銘も何となくわかりやすい。
とはいえ、器は手にもって気に入ったものがいいなぁ。触れない器の展示はなんとも切ない。また、高台の裏は写真集を買わねばならないのも少々痛い気がした。器の展示はいろいろ難しい。

常設は鼎と織部な茶器など。織部の茶杓を初めて見た。へうげものつながりで関連するものもいくつか。へうげものの出来の良さを再確認させられる。実物見とかないとやっぱりいかん。


12月でも紅葉は美しい。