西表島最高峰 古見岳(ユツンルート) by TIDELINE (写真いっぱい)

やまねこマラソンの次の日はトレッキングというのは最近の習慣。虫の少ない季節、蒸し暑さが少ない季節にということがある。そして今日は遭難者の話も多い古見岳のツアーを、タイドライン・大滝さんのガイドで登る。

伺うと道は2つあり古見の集落側から上る道と、ユツンの滝を遡上するルート。前者は水は少ないがすでに荒廃気味で道に迷いやすい状況とのこと。Webで調べるとこちらのルートを行く人が多かったが、無謀にも個人で入っていった人たちはおそらくそれをみて、道に迷ってそのまま行方不明になる人もいたんじゃないかと思われる。

で、先年につづきユツンの滝に登り、その後源流に遡上していくルートを通る。

前日の夜から雨が降っていたようで今年は湿っぽく水も多く感じられる。ユツンの滝まではそれほどかわらないが、そこから先は人があまりいかないので藪こぎ状態になっていた。ガイドの人がなたをふるいながら進む。ずっと水なのだが、雨が降って増水気味。足場を確認しながら進まないとズボッとハマる。それに、水は意外と冷たい。

途中から水を離れて再び森へ。少し進むと琉球竹が生えているエリアがでてくる。西表の山は風が強く山頂周辺は竹しか生えないのだとか。竹の林がでてくると、そこは山頂が近い。少し進むとすぱっとひらけて山頂。西表の西側がよくみえる。曇っているし雨も降っているが、島々を見渡すことができてよかった。

山頂で休憩。温かいお茶と梅干し、それにおにぎりを2個いただく。あ、これおいしい。それに山頂で食べる梅干しが格別だ。しばらくまったりしていたが、北風がふき雨が強くなりだした。寒い。ということで、下山を始める。

沢は水が増えまくり。長靴に水が入ったらこまめに捨てる。そのときヒルも一緒にチェック。意外とついている。スポーツタイツの上からついているだけなので実害はないが引っ張ってもがっちり布に引っかかり感じが悪い(苦笑) すわれなきゃなんでもいいかな。

標高差は450m、7.3kmで7時間かかってしまった。しかし、ひさしぶりに厳しい西表の自然を実感できた。本当に豊かな森で、残酷だったり、過剰だったり。植物のチカラがとてもすごく感じられて、何かいるが何がいるかわからない気配を感じられる。15年前なら、この感じは海沿いにもあった。いろいろな動物がどんどん飛び出し、歩道にカニの市街がゴロゴロしていて、道なのに草木でうすぐらいところがたくさんあった。今は開けてしまったり、パイナップル畑が増えすぎて、明るい西表島になってしまったきがする。

ガイドしてくれたタイドライン:http://www.ne.jp/asahi/iriomote/tideline/

次は、縦断または横断をお願いしたいなぁ。

いきなり山猫のうんち。 
立派な板根 
オオタニワタリ 

岩というか岩板が湿って、苔むして、


ユツンの滝・やや水が多い。 
古見岳の西表猫。 


すっかり増水