こちらのイベントに参加
http://trail-runners.net/event/trf2016_new/
何があったかは他の人たちがいろいろ書いているので詳細はそちらをどうぞ。
会場は東京海洋大学。
朝:Morning City Trail
Salomon チーム主導で、とのことで松本大選手のグループに属していたが街中では迷子になるということで、石川選手によるリードで行われた。当初ペースがどんどん早くなりややガチな感じで進行。大学の構内外を8kmくらい走る。
10時半~沿革と公開討論
その後、北丹&ハセツネ&スカイな方々を交えて意見交換から、トレイルランニングの定義についての議論。ここは違和感がいろいろある。定義をすることでいろいろ狭めてしまうことがどうかとおもった。山に拘る、レースに拘る、ルールに拘るなど、それぞれの視点が何か一辺倒で自分の中ではどれでもない気がした。石川選手と夕方に紹介されたITRAの定義がしっくりくる。
ハセツネの人はトレイルランニングの定義という意図がよくわかっていないのか、決まっていないからはぐらかしたのか、そんな感じだった。その後の発言を見るとこの人はきっと単なる負けず嫌いなだけなんだろうと感じた。トレイルに対しては登山家としてのノウハウを、登山者に対してはトレイルランニングの優位性を説きたがるのはどうだろうか。好んで自分の優位を強調する傾向を感じる。これは、お金を動かさない限りどこに対しても好かれない気がした。
午後のULTRA-LUNCH。スコット・ジュレックが来日したときに話には聞いていたもので一度食べてみたかったものだった。見た目は軽いがカロリーは800kcalくらいになるという。植物性油でカロリーが多いのかもしれないが、自分には思ったより腹持ちがよかった。他方、目で飯を食らう人にはきっと物足りないとも思った。
午後は分科会。4つの小教室にわかれてのセッション。Bの魅力とリスクは紙一重、に参加。UTMFの必須装備でいろいろと話題だった村越先生の話は腑に落ちると思った。UTMFのケースはコミュニケーション不足だと思うし選手に対する期待が高すぎてややコントロール失敗だったと思うけど、こういうリスクに関する考え方や知識・経験を共有する場はもっとあってもいい。
面白かったのは5つだけ持っていきたいものがあったら何を優先するかという話。道迷いにならないようにするか、それとも迷子になっても生きていけるようにするのか、気候の変動へ対応できるようにするか、など。考え方は参加者によっていろいろあり大変参考になった。避けられないリスクとさけられるリスクで分類することもできれば、リスクを避けるための行動で回避できるものは、荷物から外すなど、様々考え方が分かれる。予防するのか、それとも避けられる最悪の事態に備えるか、など。最適な答えが出るときは何か問題にあたったときにしかわからず、これは難しい。備えあれば患いなしだけど、備えすぎては完走できない、レースでは当然いろいろ試行錯誤を重ねる必要がある。
そのあとは大教室に戻ってのセッション。ITRAの説明がDogsorcaravanの主筆からあったがいまいちというか、何がよいのかさっぱり。彼もボランティアワークとのことだったけど、うーん参加するメリットがさっぱり見えない。たとえば、会員になればITRA事務局はとても愛想がよくなるとか何か欲しい。それに、お金をレース主催者から直接、間接的に参加者から搾取することに関しての説明がなかった。設けているわけではないにしても、形式的なチェックしかしない認定ロゴはいらないとおもうひとも多かろう。(書きたいことはいろいろあるが、この件については今回の集まりと切り離したほうがよかったと思う)
そしてセッション報告会。
いろいろあったが、今うまくいっていることは割と有意義に進んでいて、やはり問題にする人が多いのが、トレラン関係のメディア対応。不本意なことが多いのだろうが、トレランが何かの定義がまだまとまらない中で、いったい何をアピールするのか決められるものだろうかなどとぼんやり思う。いたずらに対立軸を見ても仕方ないし、選手個々のアピールはいろいろやられているものの、トレイルランニング自体を一押しするのはないなぁとおもった。最終的に山西先生がなんかうまく絵を描いていてそれはとても自然に見えたけれども、今はまだそれぞれが小さすぎてまだまだまとまらない。方向性が違うことは別に悪いことじゃない、それを許容して全部取り込める受け皿が無いのが今は問題かもしれない。
あと、マナーの問題。最近陸上関係の人が練習でトレイルを取り入れることが多いらしい。ハイキングコースや登山道に入り込んでいる話があるけど、ランナーというカテゴリで見た場合忌避する人たちにはロードのランナーかどうかは関係ない。こういうことも積極的に取り込んでいったほうがいいと思った。
登山に比べるとトレイルランニングは、走力さえ多少あれば敷居がとても低いと思われやすい。それゆえいろいろな人たちが興味を持ちやすいスポーツでもあるし登山形式でもある、また山だけでもない。だからいろいろな問題が起こるし、レースをすれば摩擦も多いと思う。問題をなくすアプローチではたぶんいたちごっこで、問題としっかり向き合って、解決のために必要であればトレイルランニングの集まりの外との積極的な連携が求められているんじゃないかな。マスコミかもしれないし、地元のランニングクラブかもしれないし、ハイカーやトレッキングやさんかもしれない。
もっと、走ることやレース以外にかかわりをもとうよ。
http://trail-runners.net/event/trf2016_new/
何があったかは他の人たちがいろいろ書いているので詳細はそちらをどうぞ。
会場は東京海洋大学。
朝:Morning City Trail
Salomon チーム主導で、とのことで松本大選手のグループに属していたが街中では迷子になるということで、石川選手によるリードで行われた。当初ペースがどんどん早くなりややガチな感じで進行。大学の構内外を8kmくらい走る。
10時半~沿革と公開討論
その後、北丹&ハセツネ&スカイな方々を交えて意見交換から、トレイルランニングの定義についての議論。ここは違和感がいろいろある。定義をすることでいろいろ狭めてしまうことがどうかとおもった。山に拘る、レースに拘る、ルールに拘るなど、それぞれの視点が何か一辺倒で自分の中ではどれでもない気がした。石川選手と夕方に紹介されたITRAの定義がしっくりくる。
ハセツネの人はトレイルランニングの定義という意図がよくわかっていないのか、決まっていないからはぐらかしたのか、そんな感じだった。その後の発言を見るとこの人はきっと単なる負けず嫌いなだけなんだろうと感じた。トレイルに対しては登山家としてのノウハウを、登山者に対してはトレイルランニングの優位性を説きたがるのはどうだろうか。好んで自分の優位を強調する傾向を感じる。これは、お金を動かさない限りどこに対しても好かれない気がした。
午後のULTRA-LUNCH。スコット・ジュレックが来日したときに話には聞いていたもので一度食べてみたかったものだった。見た目は軽いがカロリーは800kcalくらいになるという。植物性油でカロリーが多いのかもしれないが、自分には思ったより腹持ちがよかった。他方、目で飯を食らう人にはきっと物足りないとも思った。
午後は分科会。4つの小教室にわかれてのセッション。Bの魅力とリスクは紙一重、に参加。UTMFの必須装備でいろいろと話題だった村越先生の話は腑に落ちると思った。UTMFのケースはコミュニケーション不足だと思うし選手に対する期待が高すぎてややコントロール失敗だったと思うけど、こういうリスクに関する考え方や知識・経験を共有する場はもっとあってもいい。
面白かったのは5つだけ持っていきたいものがあったら何を優先するかという話。道迷いにならないようにするか、それとも迷子になっても生きていけるようにするのか、気候の変動へ対応できるようにするか、など。考え方は参加者によっていろいろあり大変参考になった。避けられないリスクとさけられるリスクで分類することもできれば、リスクを避けるための行動で回避できるものは、荷物から外すなど、様々考え方が分かれる。予防するのか、それとも避けられる最悪の事態に備えるか、など。最適な答えが出るときは何か問題にあたったときにしかわからず、これは難しい。備えあれば患いなしだけど、備えすぎては完走できない、レースでは当然いろいろ試行錯誤を重ねる必要がある。
そのあとは大教室に戻ってのセッション。ITRAの説明がDogsorcaravanの主筆からあったがいまいちというか、何がよいのかさっぱり。彼もボランティアワークとのことだったけど、うーん参加するメリットがさっぱり見えない。たとえば、会員になればITRA事務局はとても愛想がよくなるとか何か欲しい。それに、お金をレース主催者から直接、間接的に参加者から搾取することに関しての説明がなかった。設けているわけではないにしても、形式的なチェックしかしない認定ロゴはいらないとおもうひとも多かろう。(書きたいことはいろいろあるが、この件については今回の集まりと切り離したほうがよかったと思う)
そしてセッション報告会。
いろいろあったが、今うまくいっていることは割と有意義に進んでいて、やはり問題にする人が多いのが、トレラン関係のメディア対応。不本意なことが多いのだろうが、トレランが何かの定義がまだまとまらない中で、いったい何をアピールするのか決められるものだろうかなどとぼんやり思う。いたずらに対立軸を見ても仕方ないし、選手個々のアピールはいろいろやられているものの、トレイルランニング自体を一押しするのはないなぁとおもった。最終的に山西先生がなんかうまく絵を描いていてそれはとても自然に見えたけれども、今はまだそれぞれが小さすぎてまだまだまとまらない。方向性が違うことは別に悪いことじゃない、それを許容して全部取り込める受け皿が無いのが今は問題かもしれない。
あと、マナーの問題。最近陸上関係の人が練習でトレイルを取り入れることが多いらしい。ハイキングコースや登山道に入り込んでいる話があるけど、ランナーというカテゴリで見た場合忌避する人たちにはロードのランナーかどうかは関係ない。こういうことも積極的に取り込んでいったほうがいいと思った。
登山に比べるとトレイルランニングは、走力さえ多少あれば敷居がとても低いと思われやすい。それゆえいろいろな人たちが興味を持ちやすいスポーツでもあるし登山形式でもある、また山だけでもない。だからいろいろな問題が起こるし、レースをすれば摩擦も多いと思う。問題をなくすアプローチではたぶんいたちごっこで、問題としっかり向き合って、解決のために必要であればトレイルランニングの集まりの外との積極的な連携が求められているんじゃないかな。マスコミかもしれないし、地元のランニングクラブかもしれないし、ハイカーやトレッキングやさんかもしれない。
もっと、走ることやレース以外にかかわりをもとうよ。
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