<故障>大腿骨内側顆の骨挫傷(不顕性骨折)の経過

ランナーは走れなくなるといたたまれないくらいになり、とても不安に襲われる。体の不調にも襲われやすい。自分もよくならないときにはとても暗澹たる気持ちになったのでその波などを時系列にメモをしておく。

2/初旬
山から帰ったら次の日から右膝が着地したあと体重を移動して曲げたときに痛くなる。走るととくに痛みを感じたため走るのを一旦止める。この頃は漠然と膝痛い、内側、ランニング、などのキーワードで検索。
2/5.6ごろ
痛みが緩和されたので1時間走る。違和感は残ったままの状態で走り始め、1時間後も違和感は続く
2/7
やっぱり着地と体重移動すると膝周りがいたくて走れなくなる。
また、膝周りの筋肉のコリがひどく登りの階段で膝周りが不安定になり痛みも感じるようになる。
2/9ごろ
三つ峠周辺を散策。最終日に下りの着地が辛くなる
2/半ば
整形外科に通院、レントゲンでは骨と靭帯に異常なし。オーバーユースに気をつけるよう言われる。
2/20ごろ
緩和せず、膝周りの筋肉のこりがひどくなる。それにともなって歩きにいろいろ支障が出(登り坂が登りづらい、下りは膝周りがそこらじゅう痛い、)
2/下旬
週1でマッサージに通い出す。膝周りの筋肉をほぐすことでかなり緩和されることを確認。
3/1
緩和しないのでMRIを撮影。大腿骨内側顆の周りが白く移りダメージがあることを伝えられる。(もっと早く撮っておけばよかったかな。)オーバーユースになるのでトレーニングほどほどにというアドバイスだけもらう。

3/10ごろ
電気治療器購入(オムロンHV-F5000)し朝晩患部周辺に”深部治療”コースを与える。このころ、MRIで確認できる症例を探していたら、画像と症状がよく似ている骨挫傷と言うのを知る。
3/18
超音波治療をうけたが、あててしばらくすると骨をグリゴリ通される感じがしてちょっと増悪がましているような気がした。
3/19
一晩立って不調感ます、歩いていても違和感を感じるようになる。
3/20
一日あたりの歩く距離を増やす。(5km以上)
3/21
休日なので10km以上あるく、膝周りの違和感は減少

はやめにMRIをとっておけばよかったというのと、医者にはオーバーユースと言われたが、これは証拠は乏しかった。診断では当初強い力のひねりや店頭などによるダメージといっていたが特に思い当たる痛みがなくまた普段の練習の話をきただけでオーバーユースといわれた。これについてはどこまでならOK家について聞いたがやりすぎないの一点張りで参考にならなかった。
また、治る経過についてのアドバイスをほとんどもらっていなかったため、対応がゴテゴテだったり不安になることが多かった。

4/3
違和感取れず再度病院に。骨挫傷(不顕性骨折)ということで、違和感は極力避けるアドバイスを明確にいただく(今までと違う若い、はっきりいう先生)。この場合、ランナーのひとはだいたい治りが遅いらしい(苦笑)。早く治す方法はほぼない(骨折に対する超音波治療は効く可能性はあるがエビデンスは現時点ではないとのこと)、食べ物で良くなるものはない、とにかく負担をっかえるな、とのこと。薬は痛み止めくらいしかないともいわれたので、それはいらないとお断りする。

4/中頃
あるくことに支障がなくなってきたため、ハイキング程度を再開。ただし長い下り坂はさける、エスケープが容易など、コースはやさしいものを選ぶ。軽く走るとまだ膝の骨のあたりに違和感を感じる。

4/下旬
短い距離を軽く走っても違和感がなくなってきたので、DNSしたUTMFの代わりにオーバーナイトハイキングに出かける。調子良し。ただし衰えた筋肉や感覚がまだのこっているため登ること以外の負荷はあまりあげないようにきをつける。
ひさしぶりに慎重にトレイルを走る、痛みが出ないことを確認。

5/初旬
毎日トレッドミルで1時間走れるところまで回復。筋肉の回復にあわせてすこしづつスピードを追加中

骨挫傷になって気がついたこと

  • レントゲンなどで骨折じゃないとわかったらMRIをとったほうがいい(靭帯かどうかの確認も含む)
  • 骨挫傷は骨折じゃないけど部位によっては治るのに結構時間がかかる
  • 痛みだすと回復に時間がとてもかかる
  • 痛みが出ないかどうか試しに以前の負荷をかけるとかやらないほうがよい
  • 骨挫傷がひどくなるとき、痛みや不具合は1-2日あとになってわかることが多かった。不安がある場合は負荷のかかるようなことは何もしないが吉。
  • 膝やら骨に負担をかけたとき、動作に問題なくても違和感や痛みのある場合は大小とわず骨挫傷のようなものをおこしているとおもって、負荷のかかったときはこまめに休んだほうがいい。
  • はしったりトレーニングするよりも、体のケアにあてる時間を増やす。
統計上の完治までの時間はばらつきがあるので、骨挫傷といっても部位や痛みの向きなどによっても全然違います。もし日常生活でそれほど負荷のかからないところならば数週間ですが、自分のように大腿骨下部のちからのかかるような場所だと日常生活でもそれなりに負荷がかかってしまいその分治りがとても遅くなりました。
そのため、足まわりであればまずは日常生活で違和感がなくなるまで、他の部位がかばう動作がなくなるまでは患部を保護するように、生活をおくることをまず目標にしてそれが達成されてから負荷を試しましょう。自分の場合、骨挫傷はたいしたものじゃないと思っていたのでちょっとでも調子がよくなってきたとおもうと、少し走って負荷をかけてしまい、数日後には1歩進んで3歩下がるくらいになり歩けないかもくらい辛い気分になりました(跛をひく状態にはなった)。

ということで、もしこのページを見られた方がいたら、あまり経過のかかれることの無い骨挫傷の情報を少しでも記録してくれたら幸いです。

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