今日のブルゴーニュ魂は1999がテーマ。予算の都合で2本のところ3本に変更
[差し入れ]
Code Noir Brut AY Grand Cru NV HENRI GIRAUD
ぶどう品種|グラン・ノワール(ピノ・ノワール)100%
価格|1万7850円
はちみつのような香りが漂う。口に含むと非常に濃密で、ひさしぶりに上品なスパークリングワインを飲んでしまったきがする。Cavaで同じ姿はまだお目にかけていない。管小野の味わいも残しつつあのバランスはすごいなぁ、としみじみ。泡立ちもまた格別。
1999 ニュイ・サン・ジョルジュ エマニュエル・ルジェ
こちらはうすうま系。超熟といわれる1999にあって、すでにエッジはオレンジがかっている。最初の一口目はそれほど黒糖系のかおりはなく、だからといってニュイサンジョルジュらしさもない。すらりとしているが、筋肉質ではなかった。時間がたつにつれてだんだんと栗のような濃厚な甘みがしみでてくる。たぶん、今飲んでおいしいのは3本中これだろう。ただ、このあと注がれたジュヴレシャンベルタンと比べると、変化はすこしとぼしいきがした。比較試飲したときにしかそういうことはわからないが。
1999 ヴォーヌ・ロマネ メオ・カミュゼ
良くも悪くも中庸な。ルジェを飲んだ後だと非常に若々しく力強い感じ。ワインのバランスに優れていて、おいしい。これから先熟成したいかどうかはわからないが、今飲んで一番万人受けしそうな味わいだった。ただ、次に飲むものと比べると、力強さがすごいということはいえなくなった。
1999 ジュブレ・シャンベルタン クールドロワ デュガ・ピィ
今日の主役だったかもしれない。香りはいれかわりたちかわり。ただかなり固い。作り手曰く、デキャンタ後2時間放置だそうだ…時間がたつにつれだんだんなじんでくるというか香りが変化していく。家で一本のむんらぜったいこっちのほうがおいしい。
最初は、ジャガイモに釜揚げシラスをまぜたものにパン。パテというか、これが面白い。最初は釜揚げシラスがはいっているかどうかわからなかったが、飲み込んだ後後味の後にシラスがやってくる
真鰯のマリネ 赤ピーマンの香り
湘南エリアでとれたマイワシに、野菜たっぷり平塚さん(だとおおもう)
お皿の下に敷いてあるのはお店で育てているマスカット・ベリーAの葉っぱだそうだ。小さくてかわいらしい
フォアグラのソテー アンティーヴ添え
フォアグラにかかっているものは、赤ワインとはちみつでつくったソース。アンティーブは真空調理法で味をなじませてかたちをのこしたものだとか。家ではできない調理法のひとつかもしれない。
イトヨリとへちまのソテー 秋ナスのソースで
上の落花生は秦野産だそうで、生の落花生を茹でたもの。イトヨリはニベ科の魚で、料理店向けに需要のある高値安定魚だとか。皮の焦がし具合がいいかんじ。ぱりっとしておいしい。ソースをすくいとりやすくたのしい。皮の部分と落花生はよくあうきがした。
グラニテ。手塚シェフの実家から送られてきたスダチを絞ったそうな。一つにつき2個もつかったそうで凝縮されたスダチだった。皮も少し削って入れてありなかなか鼻に抜ける香りがする。
マグレ鴨胸肉のロースト
平塚産茸のタルト仕立て
マグレ鴨はフォアグラ用に飼育されている、ブランド鴨。それのむな肉と会って脂がのっていてやわらかいとか。たしかに野生鴨よりもひきしまっていないし、シャランほど濃密ではないけれども、たぶんこちらのほうが食べやすく味わいやすい。程よい脂がのっているからかもと、ぼんやり思う。上にのっているのは、平塚産の、十六いんげん。非常にひょろひょろとしたものだとか。
下のタルトというかパイ生地が鴨のうまみを吸い2度おいしい料理構成。いろいろとよくかんがえてあるとおもう。サクサク音を立てながらいただく。
臼井さんちの栗のブリュレ
臼井さんって、とおもったら平塚の農家の方だとか。すっかりよい栗。甘味程よくおもては香ばしい。クレーム・ブリュレはかちかちで、歯ごたえ良し。なかはとろとろ。栗とアイスを一緒に頬張る。次来るときは、もう少し寒くなってからだと思う。
帰りにみた月。17夜か18夜だけど、なかなかよいかんじ。平塚は通りに松が多くそれと月の風情が非常に良いと思う。住みやすそうな土地です。
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