半年も前の予約、、といえるだろうか。わさでのイベント以来になる。で、本家ではじめて堪能。
お店の前。駅から1kmちょっと歩いたところにある古民家にあるのれんにお店の名前を見ることができる。通されたお部屋は玄関からあがって左側。1階にある、庭のあるところ。ただし障子はあけないので外の様子は見えない。理由は、塀が低く歩いている人と同じ目線になってしまうからだ。
テーブルにもこだわりいろいろ。
床の間の花きれい。
同じ部屋にあるテーブル
まず春巻き。
バター・ガラス
アンチョビ・フォッカチャ。言われないと、アンチョビとはわからない。しっとりとしておいしい。
これもお店で焼いているもの。
上のセラちんは、トマトを裏ごしして色素もこしとってつくったトマトエキスをかためたものだとか。苦味やえぐみは感じない、というか何かを強く感じるものはなかったけど、何かほの甘いと鯵がないとのせめぎあい。でも、野菜と一緒に食べるとあるのとないので味が違うことがわかる仕組み。面白い嗜好が凝らされている。
今回最高だった、黒トリュフx温泉卵
砕いて混ぜ混ぜしていただく。
エメンタールともうひとつ何かのチーズを溶かしたソースといっしょに。(通常はサラダのドレッシングだとか)今年はなかなかよいトリュフがないとか。なので、普通の品質のものでもかなりお高いらしい。がおしげもなく温泉卵に載っていた。うれしいが、この部分のコスト比率とか勝手に想像すると怖い。
2種類のかわいいパン・・・違いは忘れてしまった。パン・オ・レと・・・?
フォアグラとバニラ、それに金時を伸ばして焼いていたにしたもの。バニラ・・・だったかどうかただのそれだったのかすら、もう記憶にない・・ゴメンナサイ
魚・のどグロ
ルーアン鴨、せいろセロリ・・・(メモより)
ルーアンは、パリの北西、ノルマンディ地方にある都市。加工はルアーヴルと書いてあったので、D-day関係を調べると必ず出てきそうな地名。ルーアン鴨はシャラン鴨より大きく血をわざと残して占めるため、肉の味や野性味あふれるそうだが、自分の中ではそんなことがわかるほど味の違いはわからない。シャラン鴨はナントの南のほうにある、シャランにちなんでいるらしい。
アンリ・ジロー Ratafia de Champagne
アンリ・ジローでは約20年前から、Soleraと呼ばれる異なるヴィンテージのブドウジュースを加えていく方式でラタフィアを造っている。オーク樽で熟成されたアイ村産のピノ・ノワールが贅沢に使われ、その香り高い芳醇な味わいは食後酒としてはもちろん、フォラグラやチーズ、デザートともよく合う。
デザート#1チョコ、、、ティラミスだっただろうか・・・(メモなし失念)
このスプーン、形よく使いやすい
器がおもしろい、アイスクリーム。備長炭を熱した状態で牛乳につけて隅の香りをうつしたあとに越して隅や細かいものやらを取り除きそこからつくったものだとか。シンプルなんだけど手が込んだものと聞いて驚く。
ワインは、料理に合わせて、シャンパン、シャブリ(フェーブル)、マコン2007、ゲヴェルツトラミナー、サンセール・ブラン、ニュサンジョルジュ2009、で最後にアンリ・ジローのエキスのようなラタフィエ。ワインは特別なものではないが、白ワインを中心にくみたてられていた。トリュフも白(ゲヴェルツトラミナー)であわせていた。レストランで消費されるワインのうち、白ワインが多くなっているという話は聞いたことがあったけど、白ワインであわせられる料理は意外と広いのかもしれないと感じる。
帰りにいろいろお話を伺う。料理人ならではの悩みや見立ては話を聞いていて非常に面白い。いろいろ難しいことも多いみたいだけど楽しそうだ。サラリーマンには光って見えます。また次の年末にでも伺いたい。