Bunkamura ザ・ミュージアム フェルメールからのラブレター展


フェルメールの以下の作品が登場したBunkamuraの展示会。

手紙を読む青衣の女
手紙を書く女
手紙を書く女と召使い

他の作品も良いのだが、3点並ぶとフェルメールは際立って見える。主役と背景の色のバランス、肌の質感、それに絵の中から匂いや音が見えてきそうな雰囲気に吸い込まれる。細密に描いた絵は職人の技巧としてすごいとおもうが、フェルメールの絵はそれとは別のいろんな感覚を感じられるような気になる所が自分は好きだとおもった。

テーマは特別じゃないし、シーンも特異なものでもない。だけど印象に残る作品群。

いろいろな分野で凄い人がでてくることはうれしい反面、なんだか道のどん詰まりにきたような錯覚を覚えることがある。そういう人は同時代で記憶に残る人なのかどうかわからないけど、後に続く人にはすごい壁となって立ちはだかる。

フェルメールへの印象はそんな感じ。