ワイン会 横浜 Trattoria Franco x Gagliasso Mario(Regione Piemonte)

前の日曜日にランチを食べに行った時、バローロのワイン会があるということで、その場で即決参加を決める。ただ、火曜日のワイン会はそれなりに大変だったが楽しかった。ピエモンテのワイナリー、Gagliasso Marioからワイナリーとしては3代目当主がやってきて、いろいろ話をしていた。面白かったのは栽培や醸造について絶えず実験をしたり、バランスを変えたりしていること、それにワインを作るにあたり食べ物を意識していることが伺えること。フランスのワインはどちらかというと、ワインを作ってから食べ物にはついておいで的な勝手さがあり、それゆえワイン単体でその価値が図られることが多い。けれども、イタリアワインは料理との組み合わせで相互補完によって完成するように捉えていると思えることが多いとおもう。

フランスワインは緊張するワインが多く、イタリアワインは弛緩したともリラックスしたともいえる許容されるいい加減さや寛容さがあるのかなぁとも感じた。も

入り口はこんな感じ。へへへ、夜もなかなかの雰囲気。

おしながき。

まずは、[2010]Langhe Chardonnay "Utinot"
イタリアのシャルドネは豊満なイメージがあるけど、意外としっかりと酸もある。メロンとかグレープフルーツのような味わいがある。

シャルドネにあわせたのは、茨城産仔牛の鮪ソース。マグロは熱いオリーブオイルにつけて

ラードにつけたソーセージと豚皮、野菜赤ワイン(ドルチェット・ダルバ)カルナローリ米リゾット。味わいはなかなか。コメはイタリアから、豚革は、ラフテーなどの需要が強い沖縄からしか入荷できないとか。都内ではできない理由は、世界屠畜紀行(内澤旬子著作)を読んで欲しい。

ワインは、まざっているもので、
[2009]Dolcetto d'Alba "Vigna Ciabot Rus" ドルチェット100%
わりと甘辛い感じがあるとおもう。ソーセージ感とよく合う感じがした。



カステルマーニョチーズのソースとニョッキ(じゃが)
濃厚なチーズだが、強すぎる香りがなく日本人の味覚に合うかんじ。それにもちもちとしっかりしたニョッキを絡めて幸せ。ここは炭水化物系が2品続く。腹にたまってきたぞ・・だったおぼえがある。

ニョッキには、[2007]Langhe Rosso "Turrion" ネッビオーロ50% バルベーラ 40% アルバローザ 10%
うーーん、だんだん美味しい感じ。でていたワインの中で一番バランスよく飲みやすかった。



北海道産黒澤牛のバローロ煮込み。使っているのはもも肉でまず塩で水分を抜いてから紐で締めてバローロに漬け込むそうだ。いい具合にバローロ吸っているが、シェフ曰くもう少しグッと肉が締まるところまで漬けたかったといっていた。たしかに美味しいが、少しパサパサ感はさけられない。量も多くなるので体育会系モードでことにあたった。この感覚はビストロ・ノーブル依頼だ。

[2004]Barolo Riserva DOC
さすが。まだ若いと、Luca氏はいっていたが、バランスと口に含んだ時のかっちりとした輪郭、それにバローロらしい濃くて低く響くようなかおりがおいしい。ワインの抽出はルモンタージュだそうだ。そのため、色は澄んでいるけど太い味わいを感じる。ビジャージュよりルモンタージュのほうが、自分の好きなワインにより近いと改めて感じる。



ボネ
これでもか!

ヘーゼルチップのトルテ
これでもか!

モンテビアンコ
これでもかー!!なデザート三種。

デザート。さすがに重かった。

コーヒー。胃が落ち着く

締めのグラッパ。バローロを作った搾り滓から生成しているとか。今回はLuca氏の持参品。