昼間から、美味しく飲めて美味しく食べられる企画だった。スペインワインと料理を合わせる会というのは少ない気がする。気軽によって食べられるバルスタイルを取るお店が多いこと、スペインワインに対して目くじらたてて追求する人はまだ少なくその多様な個性を深堀りする人が少ない。(今のところ、スペインワインを推し進める人たちでもまだよく知られた有名なワインを比べてどうだ!という程度から脱していないと思う。)
スペインワインの集まり自体が初めてだったので新鮮だったこともあり、即決で参加を申し込んでみる。レストランはスペインクラブ銀座の二階にあり、個室のほうへ通される。そうそう、下のバルで飲むよりは上のレストランで食べたほうが結果的に安い気がしていたけど、上は上でなかなか、ヨーロッパの雰囲気をうまく作ってあり良い感じになっている。
Facebook上は13時からだったけど、いってみたら13時半開始だったのは、ご愛嬌。そこは”スペイン”を練習しているのだと思い楽しむ。テーブルクロスの色が印象に残った。スペインの赤と青はフランスのそれとはかなり違う気がした。赤は大地の色で海は・・・地中海だろうか大西洋だろうか、それともビスケー湾か。色々かき立てられる。
そうこうするうちに会場は満員御礼。自分より年下の人は少ないかな、、スペイン大好きな年配の人とか、飲食業のオーナーの人でワイン好きの人など多様だ。ワインを全面に出している割にワイン大好き系の人は少なかった気がする。ワインの種類が少ないこともあるけど、まだまだ浸透していないからいろいろな人が集まるので興味深い。
『ワイン内容』
泡:トレジョ・ブリュット・ナツレ・グラン・レセルヴァ
白:マーティン・コダック・アルバリーニョ
赤:クアトロ・パソス・メンシア
タパス3種盛り合わせ
・イベリコ豚のチョリソー&サラミとハモン・セラーノ
・ヒコイワシの酢漬け
・マッシュルームの詰め物焼きセゴビア風
太刀魚のソテー アンダルシア風ガスパチョソース
太刀魚うまい!夏の魚がいいのと、ガスパチョの酸味が食欲をどんどん刺激してバクバク食べてしまう。
大仙鶏モモ肉のペピトリア
ペピトリアは、アーモンドと黄身を使ったソースなんだとか。カタルーニャの家庭料理だそうです。濃厚かとおもいきや意外と後味残らないのでそれほど重くない。さっきの太刀魚もこの鶏肉も量はおおいので、普通にお腹いっぱい気味でした。
魚介のミニパエリア
うまい。海の香がして、エビも貝もおいしい。ご飯はもちろん。
かち割るための、スプーン
クレマカタラナ(ミニ)
クレーム・ブリュレのご先祖筋らしい。