食のマリンフォード・サンセバスチャンの三大将(ワンピース風)の一人マルティン・ベラサテギがプロデュースする美術館ビストロ。個人的にはいままでいった美術館ランチ最強だった、事は間違いない。そして、ここがバスク料理天国のステップだった。ちなみにホップは、オビエドのRestaurant 180℃。味わいは甲乙つけがたいと思うが、洗練度はこちらのほうが上だったと思う。
お店の構成は、カフェ・バルとレストラン部にわかれていて、レストランを予約した。グッゲンハイムに入館する必要はなくパピーのところから入店することができる。予約がなければピンチョスをつまんで腹一杯になるのもわるくないが、ベラサテギの工夫を垣間見たいのであれば直接みたほうがいいとおもったこともある。
まずは、オリーブから。
パパパパパン。うまいっす。
まずは乾杯のロゼ泡。
ガスパッチョ。これすごかったー、マグロとトマトの共演。マグロと酸味や青臭さの対比は面白い。日本でいただけるものは単体の味やハーモーニーを楽しむことを考えられたものがおおい。流れ自体に逆らうものは少ない。が、これは対立したり全くちがうものをくみあわせたり。引き立てる対立を思う。
リゾット、言わなくてもいいとおもうがうまい。貝がうまい、というのは月並な言い方だが、海外でこんなに魚介を食べたのはスペインが初めてだった。
これは羊を再構成したもの。多分骨についた肉やらを細かくハイで固め直していると思う。何で固めたか、のところは自分はよくわかっていないのが申し訳ないけど、ちょっと甘い感じはした。香ばしいきもした・・・としかいえない・・・(涙)
[2011]TRES DUCADOS
リオハのワイン、テンプラリーニョ・カリニャン(マズエロ?)・ガルナッチャだそうな。酸味がありしつこくなくレゼルヴァではないとおもわれる。でもそれが逆にひるにのむにはちょうどよかった。個人的には提供温度が後少しだけ低いほうが好き味だった気もしている。
おデザ。はぁって感じの気分は覚えているがそれ以上は覚えていない・・・
おしゃれで合理的な店内。
おまけもおしゃれ。
鉄と船、ビルバオ美術館をあとにする。ここはいい街です、観光するにも、多分住むにも。