この日、Cascade Cafeにいってみたら混んでいて入ることができなかった。チャーシュー、チキン、牛肉、合鴨、豚トロと、中華式の焼き物5種を一度に食べられるということで注文。
好き味がしたのは、右側の合鴨と豚トロ。ターメリックなどスパイスの粉と豚の脂の一体感が面白くて夢中になっていただく。それいがいも相応にうまい。ラーメン屋の上に乗る肉がこれくらい美味しかったら幸せだろうにとおもう。
ごはんやさんに限らず、ここは最高に良いのに全体の統合性を書くばかりにがっかりするものは結構多い。いやいや、これは愚痴っぽくなるのでやめよう。
スープがうまい。これはメインじゃないけど、 一番手が込んでいるように感じられた。
おいしい中華料理屋さんはなんだろうとおもっていたが、味が偏らないのが重要じゃないかと思うようになってきた。四川料理系だと一般的に辛いということになるけど、ルロワの理想のワインを語るようにすべての味を取り込んだような流れがあるものだと感じるようになってきた。味付けに使われる調味料や方法は決まっているかもしれないが、きっと全体のバランスは時代によってどの料理も大きく異なるんじゃないかと思い始めている。
伝統料理と呼ばれるものですら、方法や味付けは変わってなくてもそれが受け入れられる素地が変化するためにつまらないものだったり、口に合わなくなったりするなら、伝統料理といっても、過去とおなじ状況とはあまり思えない。
以下、Webサイトより。
【メニュー】
広東式 釜焼きチャーシュー/広東式 ローストチキン/牛肉のスパイスソルト
合鴨のロースト/豚トロのロースト/燻製玉子 ピーマン、セロリー、葱、ザーサイの和え物
季節野菜のあっさり炒め/ライス/野菜と干し貝柱入り極上蒸しスープ/タピオカ入りココナッツミルク
広東名物のひとつである焼き物を存分にお楽しみいただける、平日20食限定のワンプレートランチ。野菜と干し貝柱を2時間かけて蒸し上げた、栄養たっぷりの具だくさん極上蒸しスープ付きと共に、焼きたての香りとジューシーな味わいをご堪能ください。