銀座 鮨かねさかx ブルゴーニュ魂 春

かねさかグループの旗艦である銀座のお店に伺う。鮨さいとうのサイトウさんにして、のんびり食べていたいといわれるものがどんなものか、興味を持って伺う。そしてすごかった。さいとうとは違うベクトルの凄みが凄まじいし、方向性も違う。


対するワインはこんなかんじ
n.v.VOUETTE et SORBED Cuvée Blanc d'Argile  シャルドネ100%。 d'ArgileはWhite Clayの意味。
1997 Domaine Comte Armand Auxey-Duresses 1er Cru Rouge
2004 Bolinger LA GRANDE ANNÉE
1989 Domaine Comte Armand Auxey-Duresses 1er Cru les Ecusseaux

コント・アルマンは、今ならバンジャマン・ルルーとかなんとか。


種類は少なめだが、ワイン釣りをしない会になることは寿司な時点で期待できていたのでこれで面白い。 グランダネは2002と比べて澄んだ感じ。酢飯にオークセイ・デュレスはよく合ってうまい。寒冷地のピノ・ノワールと寿司は相性が非常にくて美味しい。

1989は2本のうち1本がブショネだということで、コルクとワインを試しにいただく・・・うーん、言われてみるとボロ雑巾臭がするのだが、家で飲んだら美味しい美味しいといって飲んでしまうだろう。比較ができたゆえにブショネを学ぶ。これ、難しい。


魯山人らしいっす・・・言われて慌てて写真に収める。

かねさか、じゃ。

北海道うに・富山の白えび
ぶりぶりしてうまい!

毛蟹!みそうますぎ。赤ワインにちょっとあわないかな・・・

ヒラメの肝と刺身。巻いて食べるとうまく、こちらも赤ワインよし。
ヒラメの肝は初めてだったが、刺身のみのプリプリ感に肝うまい。これは肝を食べねば意味が無いとか、かねさかさんの弁。納得できるうまさがあり。



とりがい(生)
ナマを食べるのは2回めだが、こっちのほうがうまかった。叩きつけてうねうねとする。

鯛の白子!鯛の香りがする。皮に歯ごたえがあり面白い。

九十九里の蛤にふきのとうをあえて。

焼き物はのどぐろ。ジューシー過ぎて旨すぎ。口の中で噛んでいるうちになくなる。

しまあじ、ぶりぶり

いきなり、中トロ!口の中で溶ける溶ける

紅白美しき、大トロ。

そして赤身。この順番が面白く興味深い。そして、赤身はほんとうにおいしかった。紀州和歌山沖の大物のマグロだとか。

小鰭!感想を 書くのが野暮な あおびかり。

水をもらう。グラスもこってます。さすが銀座の寿司屋だなぁ

烏賊。そうめん上にしてから、固めて載せてある。

鯵。脂ものってうまい。上に葱を刻んだものをのせて。香りがにんにくっぽく感じたが、ネギと鯵の香りがなすものだとか。

海老。口の中で喰い切りで。

赤貝。

口直しのサラダ巻き風。のりにほんのり梅を塗っていただく。

貝柱

うに


穴子たれ。

締めの鉄火。

江戸風の卵焼き。しっとりもちもち。

鮨さいとうとはまったく別世界で面白い。さいとうは繊細だと思っていたら、さいとうは豪壮でかねさかは繊細だった。おまかせにぎりの流れも、量も、たべさせるものも、方向性が思った以上においしい。それぞれ訪れる価値があるもんだとつくづくおもった。