10月のよく晴れた連休初日、思い立ったら吉日のように朝から表丹沢に向かう。秦野を起点に大山を下から登り、ヤビツを抜けて二ノ塔・三ノ塔・鳥尾山から塔ノ岳へ抜けるコース。時間に余裕があれば鍋割山も考えていた。が、まぁ正直走りにくさがここまで来るとは想定しておらず、補給がうまくいかなかったり水を飲み過ぎて調子を崩し気味になってしまった。
秦野駅からトレイルに入るのはそれほど時間はかからない。1kmちょっとで弘法山公園にはいり、まず200m弱の浅間山に登る。続いて権現山。この辺りの眺望はとてもよい。富士山も大きく見える。少し下って登ると弘法山。このあとは、しばらくトレイルというか林道のようなところを鶴巻温泉方面へ。途中で左に曲がるのだがそこがわかりにくかった。なんと札はなく木のポールにそのまま手書き”。見落としたら通り過ぎそうだった。鶴巻温泉側から来たらわからないし見落としそうだ。ちょっと人通りの少なそうなトレイルに入っていく。しばらく道なりに上に上がったり下がったり。そのうちフェンスの仕切りが見えるので、扉を開けて(またちゃんと閉めて)から中に入る。しばらくはフェンス沿い。そのうち道がわかれる。そうして上りがだんだんえげつない感じになる。で、高取山。
この日はこのルートに入ってから人にあわない。
大山に入るは電波塔と鉄塔のある場所を走る。坂は絵に描いたような激坂が幾重にも続き足を奪う感じ。走れるが、後のことを考えるともう少し歩いても良かった気がする。道沿いはよく整備されていて走りやすい。見通しもまっすぐとしたみちなりも心地よし。もう一つの浅間山を抜けるといよいよ大山へ。
大山は人が多い割に岩場で構成された登山道。当然ペースダウン。おじいさんもおおい。この標高にしては負荷の高いルートじゃないかなとおもう。ようやく山頂についておにぎりをたべて、スポーツドリンクを買い(300円/500ml)、少ししてからヤビツ峠の方に下る。ヤビツ峠の道は、大山の西側にあたり日が当たらないのか風が抜けないのかかなり湿っぽかった。滑るので気をつけてといろいろなところに看板が出ており、確かに滑りやすい。
ヤビツ峠でまたスポーツドリンク補給。トイレはあるが、井戸水が枯れているのか水洗が停止していた。男子トイレはいいが女性用トイレは大変なことになっていたらしい。お金は入れて、少し宮ヶ瀬方面に下り(1.6kmくらい)富士見台から再び山道へ。
針葉樹林の薄暗い厳しい上りをひたすら登り続ける。ここが非常に長く感じられた。標高差にして400mほど、通過地点の一つ二ノ塔に到着。続いて少し離れて見える三ノ塔へ。ここも一気に下って一気に登る。はしごやら鎖やら、急な昇り降りが多く、また尾根にわたしてあるはしごをわたるなど。ちょっと怖い所も多いが眺めは非常にいい。振り返ればどーんと大山が見える。ヤビツをでてから2時間ほどして三ノ塔へ到着。三ノ塔から下に鳥尾山が見える。一旦鳥尾山よりもひくいところまでくだってから再度ひたすら上りを繰り返す。鳥尾山以降は行者ヶ岳、新大日、木の俣大日と進み、最後が塔ノ岳。夕日が綺麗だなぁモードになりつつあったので少し写真をとって下山。大倉尾根を急いで下る。さすがにこの時間では下る人がとても多かった。登って上で宿泊する人もいるようだ。塔ノ岳はとても階段が多い。途中で余裕で荷物を担いで上がる強力さんをはじめてみた。ラジオを聞きながら揺るがない足取りで上がっていく。修行がたりないなぁ俺、とちょっとおもった。
大倉尾根はだいたい1hくらい。人がいなければもっとはやくいけるかなぁ。岩が大変だったが、新しいタイプの木造路が割と整備されていたので走りやすかった気がする。大倉のバス停近くにあるさか間で新そばを食べてから、水無川沿いを秦野駅までいく。
なお、当初おそれていたヤマビルは晴天のお陰か、全然見なかった。
大山はケーブルカーもあるせいか、標高の割にお客が多い。そのためストップがかかりやすい。
塔ノ岳方面は、大山と比べてと少なめだった。
丹沢表尾根は、全般的に岩場が多い。ねんど、階段、石を敷き詰めたところなどなど
反省点はいろいろあるが、とりあえずゴール出来たので次はまた少し長い距離を探して挑戦したい。