ANAインターコンチネンタル東京 36F PIERRE GAGNAIRE Esquisse

いつかは期待と思っていた、ピエール・ガニェール。知らなかったがここにできたのは2010年からだとか。その後二つ星になり、今に至る。前日まで、ピエールは厨房に立っていたらしい。割引チケットがなければ来ることはなかった気もする。だが、なくても来たかいがあったと思った。


眺めは最高。

アミューズ。
キュウリにマスカルポーネチーズとゴマをつけていただくのは新鮮。
左下にはうさぎとか、栗とか。シェフのブームがマルっこいものらしいので、マルメモのがおおいそうだ。



カンパーニュにぬるのは、エシレバターと、エシレバターレモン入り。レモン入りは壮絶うまい!ほしい!思い出すだけでおいしい気分になる。

紅蓼を混ぜたタラバガニのプレッセとクロカワカジキマグロのハム、ターメリックのかおる根セロリのレムラードとイクラを添えて。
根セロリが新鮮だった。マグロでハムとは驚き。でも、あぶらがのって身がしっかりしていればおいしい。

北海道産ホタテのポワレ、栗のスープとパルメザンチュイル

カンパリのソルベとシャンパンのジュレ。



”鱗焼きにしたアマダイの燻製、梅干しを混ぜたカボチャのプルプ、白菜のブイヨンとともに”

アマダイと白菜のブイヨンがすごかった。3日たっても口の中でその時の雰囲気がよみがえるくらい。日本の食材をフランス人が熟知したうえで彼らの価値観で再構成されている。これもまた、東京フレンチの一つじゃないかとおもう。白菜のブイヨンがとてもおもしろくて、エグミを残していて面白い。

自家製の天然酵母のカンパーニュ。

自家製パンその2

ラギオールだが、セミのついていないものだった。刃が美しくうっとり。1Fにあるセレクトショップで買える。

サラワクペッパーのかおるシャラン鴨、セップ茸のマーマレード
シナモンの香る林檎のミ・セッシュとマーシュサラダ

ル・ブロッションと白いんげんの豆グラタン

パン・ド・エピスを纏ったブリアサヴァランとアールグレーのジュレ


ロックフォールのヴールテと赤ポルト酒でプレゼした大根のキューブ

これはアニバーサリープレート、家人のもの

以下ガニェール特製デザート団。

シトロンキャビアなるものが上に乗る。うみぶどうのようにぷちぷちとしているが、青い柑橘系の香りが口の中で弾ける。シトロンキャビア自体は、レモンの変種で細長い形状をしているさやの中にこのプチプチが入っているとか。

カシスのゼリー膜ベロベロン♪としていて面白い。

〆のカフえ

サービスはさすがホテルのフラグシップで星付き、行き届いている。きびきびと動く英語と日本に堪能なフランス人のマネージャー風の人が新鮮だった。ザ・プロフェッショナルという感じで良かった。ここは日本料理のように季節の旬を楽しみにまた来たいと思った。