養老の滝のあたりは、衰退した日本の観光地の断面を見るようだった。道が整備されすぎて自然の景観を楽しめる余地が少なく、また観光地としても一見さんむけに商売していると思われるところが多い。後日岐阜の人に聞いても小学校の遠足以降いっていないといっていた。
日本の観光地は一見さんにだけ目を向けていてはもはや先細るばかりになりつつある。自然を見やすくするために自然に手を入れすぎて台無しにしてしまった感じが、養老の滝には強く感じる。こんなに舗装路があってはありがたみも自然との距離感も楽しめない。ハイキング道もいまいち明確じゃないので養老山は登るのをやめてしまった、というかまず失望してしまった。
滝自体も滝の落ちる先々は岩がコンクリートで固定されているように見える。
養老の滝自体はもっと行きづらい場所にしてもいいのではないかと思うし、変化の無い自然はどうにもこうにもまた見に行こうという気にならない。
滝そのもの自体はよかったのですが、それだけでした。
動かない岩と舗装されすぎた歩行路…
周辺に目を向けると養老乃瀧より高い場所もまた、開発がすすんでいる。