ピッツェリア キアッキェローネ: Chiacchierone マリナーラ、フンギ

多分3-4年ぶりだったとおもう。ふと野毛山動物園に行こうということになりランチをその途中でということで選んだのが、このピッツエリア。久しぶりにいってみると地元の客が根付いたのだろう、子連れが多かった。以前できたときには大人ばかりで大人なお店の雰囲気だったことを思うと、(店主の糸とは別かもしれないが)、地元に根ざした良店になったのだとおもう。

すこしまって奥の席が相手から、サラダとムール貝の黒胡椒蒸しを注文し、セットでマリナーラとフンギをいただく。

サラダうまし、ムール貝の黒胡椒蒸しうまし、スープは塩コショウだよねとは飲んでから当然と思った次第。

マリナーラは生地の舌触りというか食感はとてもおいしいし、トマトソースもいい感じでごまかしもない。少し塩気を強く感じる。ナポリでピッツアを食べるとしょっぱいという話をよく聞く。多分、イタリア風味を大事にしているのだろう。

フンギもおいしい。きのこが香ばしく焼けていて小麦の味わいとよく混ざるというか、秋をふつふつとかんじさせる。こちらも生地の具合とか食べ心地は良いのだがやはり塩気を強く感じる。


お店のページ:http://www.chiacchierone.jp/


さてさて、ナポリピッツァの美味しいお店にはよく真のナポリピッツァ某というのがかかっているが、目指しているのは現地の味を守るだけなのだろうか、それとも作りてのベストやその土地にあった味わいを目指しているのか。個人的には、もしあるとすれば、”おいしいナポリピッツァ協会”を支持したい。東京フレンチという言葉があるように、イタリアンだって本来はきっと土地の調理方法、味や風味に寛容なんじゃないかなとおもう。
もしこの団体が何か制約などが多く、材料があれだとか釜があれだとかメニューがあれだとかいろいろ制限をつけて美味しいお店を排除しているのだとすれば、食べ物かどうかに関係なく、排他的な団体には与したくないとも思う。