甲州アルプス周回調査(源次郎を登り源次郎を降りる)




初めてのコースでよく知らないから大変だったのか、それとも想像できなかったから完踏できなたのかわからなかったが、なんとか終えることができた。塩山駅からすこしあがった文殊院がスタートで、恩若の峰を超えて源次郎岳。そこから日川(にっかわ)峠にはいり、上日川から石丸峠-狼平-小金沢山(最高地点)-牛奥ノ雁ヶ腹摺山-黒岳-白谷丸-大蔵高丸-ハマイバ(破魔射場)丸-米ショイダル(米背負峠)-大谷が丸・コンドウ丸-曲沢峠-竜門峡-そしてまた源次郎岳からおりる




このコース距離は50km前後で累積標高は時計によるが3800ー4000mくらい。偽ピークというか無名のピークも多いのと直登が多い。それに源次郎岳が単体でかなり重い。いつまでも山頂がこないが、いつまでも1000m帯を切って下山できない。この日は東側がガスっていて気温が上がらなかったのも良かった。気温が上がったら直登が多くて消耗しやすくとても過酷なコースになると思われる。

右腿の調子が悪かったので足を大ぶりにせずピッチだけをいしきしてすすむが、最初の源次郎岳ののぼりから心拍が安定せずゆっくり行くことを決める。恩若の峰を超えたあたりでエリート軍団が走って上がる。いいものを見ることができた気がした。足取りは力強いのではなく軽く、でも店舗を維持しながら軽快にあがっていく。筋力も心肺も鍛え直さないとアーはならないことがよくわかる。

源次郎岳をすぎ甲州アルプス周回ルートに合流するまでが意外と長い。更に高い場所を超えていかなければならない。上日川へのルートは比較的すすみやすくだいたいここまでが2時間半。ふかふかとしたトレイルと林道、舗装路がいりまじる。

その後すこしくだっって上りがきつくなるのが石丸峠の看板がみえてきたところ。階段と急な上りをこらえて上がるイメージ。すぐに息も上がるので、飲み食いしながらペースを落として進行。平原に出てから小走りにする。最高点の小金沢山はスタートから4時間後。この辺は倒木がおおく道をたまに見失いながら南下する。上りは直登もおおいがトレイルはふかふか。ハイカーというか登山のひともおおいのでペースは緩め。

一番楽しみにしていた牛奥ノ雁ヶ腹摺山は知らないうちにパスしてしまった・・予定では雁が腹を擦ったあとを探すはずだっったが、頂上の立て札に全く気が付かずスルーしてしまったらしい。このあたりは偽ピークも多くかなり余裕がなかったことは覚えている。

湯が沢峠で一度休んでからお花畑を通過して、自分の中の当て字は破魔威婆丸を超えて大谷が丸。ここから滝子山と曲沢峠のぶんきがあってしばらく長すぎる件で竜神峡へ向かう。曲沢峠のくだりは道標やマークが少なくときおり道を外れる。注意深くテープを探す必要がある。この時期は鳥の音やツツジがうつくしく、ときおり桜の散り際にも会えた。

新緑のいるもまた目にやさしい。気持ちよく下れる。

竜神峡入り口で3度めの休憩。そこから林道を上って日川の尾根につながる山の連なりへ。この道がとても未整備で直登が多く大変。テープをすぐに見失ってしまうところがありなかなか難しい。人の踏み跡がそれだけ薄い。一歩滑ったら奈落に落ちそうな場所もあって意識レベルが持ち上げられる。
結局源次郎岳入り口までは5-6kmほどのはずだが2時間もかかってしまった。

そこから源次郎岳がまた少し離れていて30分ほど進み、ようやく下り基調へ。下りも源次郎岳は厳しいところなので慎重に進む。ところどころ倒木ポイントが超えるべきか曲がるべきかまようなど難しい。最後数キロで迷う人も多かったようだ。

でも、明るいうちに源次郎岳をぬけて終了予定地にたどりつけたのはよかった。このコースはそれほど多くの人を通すことはできないだろうが、レースとしてはかなり過酷になるだろう。天気の影響も受けやすいので、久しぶりにガツンとくるような山岳レースになるきがしてならない。甲州アルプス一周に参加される方は普段から階段を使っていどうしたほうがいいですよ・・

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