第13回 神宮外苑24時間チャレンジのハンドラーの記録

イエノヒトのハンドラーとして関わって得た経験のメモ。

ハンドラーの役割について
一般的にはレースの遂行に当たり可能な限り準備をする人となると思うが、実際には事前のコミュニケーションや選手・ハンドラー(サポーター)、どちらが主導権を担うかによってかなり役割は変わる。
選手主導型だと、ハンドラーとのコミュニケーションは事前に用意された素材をもとに細かい指示を選手が出し、ハンドラーはそれに答えるという大喜利のようなスタイル。
逆にハンドラー主導型だと提案型またはランナーが補給物を気にしない、になる。

ただ、どちらの場合も目標設定は重要で、24時間休まず走るとか距離で220km超えるとか事前に具体的な計画を持つことをおすすめしたい。24時間目標なしではやはり中だるみとか尻すぼみの可能性が高くなるし、我慢のしどころを逃すことにもつながる。

今回、やっぱり24時間走への挑戦は続けたいと思った。
24時間走を走り切る人はロードで長時間走る耐久性はやはりすごい。体重落として十分なトレーニングを積んで耐久性を高めて、自分にとって最上の補給計画をじっくり検討していきたい。

<ハンドラー視点で気がついたこと>

  • ランナー主導でハンドラーをコントロールする場合、ランナー側でかなり細かい準備がされており、色や形状、時間ごとにパッケージをもってきるようだった。そして必要なものはランナー側が全て支持をだしている
  • ハンドラーは動かないので眠くなりやすいし寒い!防寒への心配りは大事
  • 24時間走にはハンドボトルがいい。ハンドラーが離れるときに持たせたりジェルを溶かして渡したり、まぁ使いみちは多い。太陽が出ているときには継続的な水分補給ができるので脱水を避けるのに有効。エイドで止まる時間も削減できる
  • ジェルはいいと思うが、ジェルをうけつけられなくなったときどうするか事前に決めておくほうがいい。24時間走では栄養が取れなくなったり食べられなくなっては走れなくなる。
  • ランナーが望むなら応援したりPushするのがいい。望まないならまったりと。
  • 自分は大丈夫とかやめたほうがいい。競技のパフォーマンスが望むものでなくなったとき継続するか中断するか予め決めておくことをおすすめする。歩いてでも24時間粘るのかどうかなど。
  • カフェイン飲料は、体調や体質によってリアクションはことなるためできれば遅めの時間、たとえば後半12時間経過後がいいと思う。(ただし体質や用意したものによる)
  • 24時間走でどうしても眠くなる人は温かいシュラフや衣類があったほうがいい。着の身着のまま野ざらしで横になるのは良くない。
  • ハンドラーも無理は良くない。後半だけ参加とか、いろいろレパートリーはあったほうがいい。

ハンドラーはどんなことをしてもランナーの時間的稼働率をあげることしかできないので、しっかり休みながら走るランナーには向いていない。行き帰りの荷物持ちくらいまででもいいというのもあるだろう。

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