近所にあるうなぎやさん。このお店はある意味天気のお店である。外食の楽しさを見つけたのはここだったし、日本食の凄さを感じたのものこのお店。ワインの買い方や値段の目安なんてのことを聞いたのもこのお店だった。ワインの線引きは6000円、今のユーロの値段だと4000円まで落としても良いと思う。ブルゴーニュなら、村名クラス前後をさし、このあたりが面白いといわれた。今となってみると、南半球で経験を積んでから北半球を飲むと値段の高さへの不信感と味わいへの意味をもっとかんじることができたのかなともおもう。
最初のころは、個々のメニューに載っているブルゴーニュのコミューン名を覚えていつか、家で飲んでみようと思ってたことがおもいだされる。それから5年がたっての訪問。ランチなので飲まないが、メニューリストを見て以前のアドヴァイスを思い出す。
これが重ね。漬物、マグロの赤身、煮だこ、肝吸い、白焼き、かば焼き。
白焼きはさっさといただく。さっとと蓋を挙げたら、ワサビをまぶしその立ち上がる香りを楽しみながらはふはふといただく。一口サイズで食べると熱い。なので、半口サイズくらいに小さく、できるだけ小さく食べるのがよい。
蛸の煮物に肝吸い。
蛸の煮物が本当にうまい。ダイコンで殴っているのだろうか。
かば焼き。甘目は抑え目であり、ウナギ本来の味がわかりやすい。ごはんのタレは少し甘めなので、ウナギと一緒にご飯を絶えないともったいない。ウナギを小さく切って少量のごはんと一緒に頬張る。
南高梅の甘露煮。英語で何というかわからないこの甘みと酸味の加減は、食べた人しかわからない。思いだし美味しい味わいは、思い出しよだれものです。
老舗だとか、ミシュランだとか、いろいろプレッシャーも多いと思うけど、いつものペースで仕事をすすめているかんじがある。空いているお盆のじきなせいもあるが、のんびりすごすことができた。あの大将も健在なようだ。
確かにサービス料の件で不満を持っている人は多いのも分かるような気がした。どんな理由で徴収されるかだけだなので、支払い自体は気にしない。サービスの質は、このお店だったら時間で解決される部分もでてくるだろう。今のところはもう少しよくなるとうれしいかなぁ、という感じ。
なお、このお店はお盆を過ぎてからお休みされるそうだ。
今年は、8月21日(日)から8月28日(日)までとのこと。お盆中は空いていそうなので、ウナギ好きな方は今のうちがお勧め。
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