突発小鹿祭に参加。ジビエにあうのは果実味のあるブルゴーニュのワインがよいらしいとか、ルロワの本ではジュヴレシャンベルタンがいいとか書いてあったので、そんな感じのワインをもっていく。ジビエに何が合うかというのはどうやら若いほうがいい気もしてきた。理由は、ジビエ系のワイン会はレストランがひらくと若いワインが多いこと、十分な酸味と果実味をつよくもったほうがソースと同調させたり、癖のある香りや味を口の中で影響を軽減したりなど。
ご飯は料理上手な夫婦から、こちらが中心。今回は小鹿が送られてきたということで、急きょ実現した訪問。思った通りのごはんのうまいところだった。
Bistro Shiro@大井町
住人のこだわりを随所に感じるおしゃれな佇まい。写真には残さなかったが、熱帯魚も相当だ。ただし、死んでも食べないらしい。
小鹿たたき 柚子胡椒風味
好き味。ひたすら食べた。塗って食べるのではなくあらかじめしみこませてあってうまい。
赤カブのクスクスタブレ
赤カブの色味を楽しむ。これは泡と合わせるためのものだとか。
ペーストの並び(木野子・レバー・ブルーチーズ)
ブルーチーズのペーストの手の込みように嘆息。そういうことは思いつきもしない。
小鹿の竜田揚げ サラダ仕立てベリーソース
煮詰めた香りが部屋に立ち込めて非常に食欲をそそられる。
サバオリ(サバのラビオリ)
さばのフィードバックがあるかと思っていたが、意外となかった。でも鯖の味わいはつまっている。
小鹿の赤ワイン煮込み 手前味噌和え
赤ワイン煮込みでも十分美味しいと思うけど、さらにひと手間。味噌と蓮根うまし。味噌と根っこの相性は鉄板だったか。
りんご
開けたワインはこんな感じ。ピノ・ノワールのみ。
n.v. Egly-Ouriet Blanc de Noirs Grand Cru
開けてすぐは不安だったが、おちつくときりっとしてきておいしかった。露払いが役割だったが、本来はこれ単体でも十分主役になれる。
[2008] Domaine Roulot Monthelie
想定内だが、白ワイン以外も出していたのにびっくりして購入した一本。果実味がつよくジビエ戦用にと思い持参。食べるならこっちだなと思うワイン。
[1993]Domaine Armand Rousseau 1er Cru Clos St Jaques
まだ若いと思うが、熟成始める入口にある果実味とワイン離れした香りが両立するバランスがうれしかった