箱根 ポーラ美術館 印象派の行方展


ほぼ一年ぶりに訪れた。前回訪れたときはアンリ・ルソー展。今回はルノアールを中心とした印象派がテーマだった。ルノアールとボナール、ピカソとの関係は非常に面白かったし、似たようなモチーフの絵を並べて比較してみせるところがおおく、わかりやすい良い展示だった。


最近の展覧会は画家の人間関係にフォーカスしたようなものが増えてきている気がした。ちょっと前なら手法や時代、描いたものやテーマなどを軸に展示してあるものが多かったと思う。絵画を外堀から埋めて楽しもうとするのは、ストーリーがうるさいという人もいるかも知れないが、個人的には知らないことを知る機会はうれしいし、また更に過去に得た知識を再度確認できる場だったりするともっとうれしい。一番嬉しいのは、気になる絵に会えた時。それが初見でも再開でも。