河口湖界隈で活躍する福田六花氏によるトレイルランニングレース。このレースの2週前に山麓トレイルがあり、こちらは河口湖と西湖の南側を走るコース。前日に受付と富士山界隈で有名な宮原徹選手のトークショー、それに歓迎会のようなものがある。
トークショーで初めて生きている宮原徹選手を見た。富士登山競走感想が目標の我が家では神扱いの彼だが、真面目そうな人で朴訥としている。Piles Peakで優勝した時の話などをしていた。足底を痛めても優勝してしまうのか、と驚く。早い人はとても細い。トレイルでもその流れはロードと変わらないなぁなどと印象を得る。宿の飯がすごいことはわかっていたので、トークショー終了後にすぐ戻る。
レース当日。宿で朝ごはんをとってから8時10分頃にきたら、スタート周辺は規制の準備をしていた。8時には会場入りをしないといけないことをこのとき学習した(苦笑)。この大会は駐車場と大会規模がマッチしているので、駐車スペースには事欠かないが運動場は土砂降りで水浸しになっておりとてもぬかるんでいた。
トイレに行ってスタートに行こうと思ったら、スタートがどこだかわからなかった。(苦笑)
人の声とサックスの音がしたので向かっていったらバーンと音がしてスタート。第2ウェーブだったが、みながいったあとにスタートラインまで行ってから頑張る。樹海荘の前のハイキングコースに入るまでに相当抜いたはずだがあとのまつり感は避けられない。
入り口のところで六花さんがハイタッチ待機されていた。ここでは会釈だけしてスルーしてしまった。
城山から烏帽子岳にかけてはかなり傾斜がきつく歩く列になる。細いので抜くことは難しい。それにぬかるんでいてドロが滑るのと、その後の岩場でさらに滑る。慎重に行かないといけないのでここは手を抜くことをきめる。烏帽子岳山頂までは30分くらい。ここでメガネが曇り、このあとのクダリで苦労する。忍野ではこのおかげでだいぶ転んだ覚えがある。トラウマだ。とはいえ、誰も前にいないので一気に下る。2つの集団は抜いたのでまずまずだが、これでは家人に追いつけない。
本栖湖のエイドで水を少し飲んでから残りの水でメガネを洗う。少し曇りがとれた。このあとの本栖みちが結構曲者で泥だらけで大変。晴れていたら、気持ち良い坂だろうが、雨でぬかるむと上り傾斜がゆるい割に地獄。ぬかるみに足をにかいはめる。歩いたり走ったりだらだらしていた。
2つ目のエイドから走る。アスファルトを一気に上り下る。精進湖口登山道のほうを下る道はとても気持ちよかった。ぬかるみなんて関係ない。途中で宮原選手が声をかけている。立ち姿で一発で分かる感じがした。地味な方だけど存在感あります。
30分くらい飛ばしていたらゴールに着く。意外と短く感じるトレイルだった。雨がなければ2時間きれたんじゃないかと、勝手に思い込む。距離は18.7km、累積高低差はだいたい530mくらい(ガーミンさんの計測)。トレントフライヤーを着て初めて走ったが思いの外気持よく行けてよかった。レースじゃなければ雨は走りたくないが、安ポンチョとは全然違った。
何より、福田六花さん率いる関係者の方々の行き届いたおもてなしと、宮原さんの話に刺激を感じられたのが嬉しかった。また来年、訪れたいとおもう。次回は晴れがいいなぁ。
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GPSをONにすることを忘れていたため、記録は1kmくらいすぎてから。実際のタイムは2時間22分。