白金 KIRIKO NAKAMURA ランチでデザートコース(11/13)

TIRPSEの1年限定平日ランチ時間プロジェクトのような、KIRIKO NAKAMURAに行く。2015年7月に始まり2016年6月で完結するとか。デザートで四季を感じられるし、パティシエの本気が流れてくるのは楽しみに食べに行った。もちろん美味しかったし、今まで感じたことのないものを堪能できてよかった。

デザートにあわせてお茶のペアリング3種おまかせコース。6皿で3種類だけ?というのがちょっぴり疑問だった。そしてお茶が好きなのであっという間に飲んでしまう。なかなかワインのように時間をかけて飲むのは難しい。理由は2つ。一つは冷めてしまう。もう一つは口の中と飲んだ後の余韻の移り変わりを楽しむ訓練をしていないからだとおもった。

[追記]食べログにメニューリストが出ていた
Menu(11/1~12/18)
1,CARROT / ELDER FLOWER / APPLE
2,MIKAN / YOGURT / GINGER
3,PEAR / CHEESECAKE / SUDACHI
4,BURDOCK / COFFER ESSENCE
5,CHOCOLATE / CHESTNUT 
6,CRÉPE


みかん味というとあれだけど、当然洗練されていて足してあるけど引いてある。何かをしながらだと感じられないような物も多いので、食べることに集中する・・・と会話が弾まないデザートになる。食べることが好きな人じゃないと楽しめないので、連れてくる人を選ばざるをえない。

ほうじ茶をワイングラスで飲む。こんなに集中して香りや味わいを楽しんだことがなかったので新鮮に感じられた。ワイングラスで出すメリットとデメリットを伺おうと思ったが、あまり説明を期待できる雰囲気がなかったので感じるだけに留める。

洋なしと日本酒。面白かった。クッキーの形もかわいらしい。でも申し訳ないくらい細かいことを忘れてしまった。ふわっとした山の中はアイスクリームと何か・・・うーんなんだったか。

安納芋とごぼうにカシスパウダー
ごぼうの香りが口中に広がる

中国茶だが、ラスプーチンみたいな名前・・・覚えようとしたが覚えられなかった。台湾にいる時のような気分になった。香りは台湾だが飲むとスルッと口の中で消える。味がよくわからないと思いまた飲む→消えるを繰り返してしまいあっという間にからになる。

これはすごく美味しかった。チョコやらクレームブリュレやらいろいろかぶせてあるけど味が偏ったり混乱をすることなりまとまりを感じる。チョコの香りは寒くなるとおいしく感じる。

最後はシンプルにクレープがでてきて凍らせたバターをバサバサっとかけて挟む。忙しいので写真はたたんだあとの話。冷たい少し溶けたバターの食感と小麦の香りが満腹感をつくる感じ。以下は感じたことで、それ以外にも狙ったことが色いろあるだろうから、そっちのお話を聞ければと思ったけどそういうことはなかった。

1年ちょっとぶりだったが、夜のシェフも変わりスタッフも多分入れ替わりお店の奥ではいろいろあったのだろうか、以前豊かにたたえていた余裕さが全くなくなっていた。一時的なことなのか、それともおっさん二人が場違い過ぎたのかわからないが、一抹の寂しさがのこる。

少し間をあけたら今度は夜に行こうかな。