OSJおんたけウルトラトレイル 14:21:07/313位


サマリ(得た教訓?)
  • 走れる場所が多いので補給が大事
  • 前日は止まったほうがいい
  • 第一から第2関門でタイムは稼ぐべし
  • エイドや関門の位置など距離表示が違う、はあまり気にしない方がいい
目標の14時間は切れなかった。
原因はいろいろあるけど、やっぱり補給に課題があった。どうもカフェインの摂取をすると、その後カフェインが切れるとパフォーマンスががくんと落ちる傾向があることがなんとなくわかってきた。

<レース前>
金曜日から休みをとって現地入り、次の日は時間を早く起きて清滝をみにでかけた。ちょっとこれは負荷が高かった気もするけど、いい滝だったので満足している。

受付は昼の12時からなので、その後田の原で御岳をすこしみたあと、蕎麦屋で早いランチをすませて12時の受付を済ませる。宿に戻って仮眠も含めてゴロゴロして過ごす。18時前に早めの晩ごはんを宿でいただき再び10時近くまでゴロゴロ。

準備を整えて会場にむかったら、すでに駐車場はかなり詰まっていて、コース上の路面に並列駐車するような状態だった。幸い一箇所木のしたが空いていたので、そこに車を潜りこませる。後で気がついたが、コースにならない方の奥へ押し込んでも良かったかもしれない。

簡易トイレで最後のトイレを済ませてから11時半前に列に並ぶ。この時点で相当数並んでいたので後方へまわる。その後次郎師匠によるコース説明。第一関門、第二関門の位置が3kmくらいずれているらしい・・また距離も97kmくらいらしい。いつものことなので驚かない。

そして、時計を家に忘れていたので、Stravaのデータは携帯でとることにしておき、自分は感覚で走ってみることにした。

<レース>
スタート前にトップスピードを飲む。相変わらず美味しくないが体温が上昇し体のキレが変わるためスターターとしてつかう。でも、これがあとからとっても辛いことになった。20kmすぎまでは順調だったが、体が動かなくなる。虚脱というか、眠気と集中力低下が同時に襲ってきて、最初の小エイド(といいつつ大エイドよりも大きく感じた)から第一関門の手前までかなりゆっくりとうごく。このとき尊敬する還暦ランナーさんに声をかけられた。怪我をされているそうだがそれを感じさせない余裕のペースでパスされる。

カフェインをちょっと多く摂取したあとの反動は今まであまり考えていなかったが、遡ってみると意外とそういうパフォーマンス低下を経験していたのではないかと思えるようになってきた。

第一関門は登ったところにある感じ。地図では登る前だと思っていたのでちょっと驚く。
ここでトイレによっていくので時間を多分15-20分くらいロス。



第一関門をすぎ最初はずっと歩いていたが、下りが増えてきてカフェインショック状態も改善されてきたので走ることにした。三浦ダム沿いをひたすら下るかほぼ平地のようにおもえる。水のある場所を回る場合、高低差のないところが増えるなぁと実感。また、去年のタイムをみていたときに第2関門はみんなかなり早いことを思い出した。なので、第一から第2関門までの下りと平地はかなりはしれた。

が、どちらかというこの区間ではハンガーノック気味。持っていたジェルがカフェイン入のものしかのこっていなかったので、さけていた。第2関門があとどの程度かわからない中、ほぼ手探りでぎりぎりの補給とスピードというか歩きで繋いでいく。

稜線に入ると風雨が強く感じられるようになり、最初は気にしていなかったが段々と風が吹く用になったので冷えを防ぐためにもトレントフライヤーを着こむ。しばらくしたら第2エイド。ここで先ほどのランナーと再開。彼は雨具無しでちょうどいいとまだまだ余裕そうだった。しかもすごい勢いでいろいろ食べている。食欲体力体調ともに充実した感じを受けた。

自分はドロップバッグにあったコーラを一口のみ、、カフェインの反動を検証してみようと思い一気飲みをした。そのあとバナナをたべて、ジェルはカフェインを含まないもののみ携行。トップスピードをとかした液体をハイドレーションに戻して出発。時間のロスは多分20分くらい。その間、雨が降り止まずまた、体力的に少し回復させる必要のある状況だったのですわってのんびりしたり。

次郎師匠と少しお話をしてから気持ちを入れ替えて出発。第2関門周辺は前後が稜線というか吹きさらしでしかも風景があまり変わらないように見える、なんとも気持ちの区切りの付かないエリアだった。上りが終わりかと思えば霧の中からぼんやりと更に上に登る坂が見えてくる。

第3エイドまでは上り下りを繰り返すが、上りの坂は長くゆるい場所が多い。80km過ぎても看板がなかったのでコースロスと下かと思っていたが実はその先にあった。(第3関門の掲示されていたカードには78kmと書いてあった・・)。コースロストがなく無事でよかった、ここで噂のそうめんをいただく。汁が暖められてあり、体にとても優しい。2杯食べたい気もしたが、1杯だけ食べて出発。ランネットなどの感想に出ていた、またたべたいそうめんとはここのことだったのかとあとで思い出す。

最後は最終エイドからゴールまでだが、下りが多く走らされる。最終エイド自体は下りの途中にあるようなイメージだった。このエイドのあとはフラットと下り(最後の1kmくらいが上りだろう)でおわってしまう。最終エイドは補給などしなかった。残っていたジェルを食べて水を飲み、ラストスパートしてみた。もう何かをかばう必要はないし、さくっと終わらせてみたいと思っていた。
後で記録を見たらキロ5分くらいで言っていたらしい。足の痛みの割にはスピードが出ていた。時計がないと意外と力が出ている場合もあるものだ。ゴールまでの最後の1キロは少しバテた。上りが走ってみるときつい。ぐるっとスポーツ公園までまわされるので、気持ちが時折途切れそうになるのがわかる。それを押さえ込みながらのゴールになった。

<レース後>
両足の親指の爪を痛めた。
左足首をどうやらひねったらしい、痛みがのこっている。
なお、313位で記録を集めると頑張りようがまだあるなとおもった。。
4:37:26
4:30:42
2:14:03
2:44:41
Total 14:06:52

ということで、ランクだけで考えると15分は最適化できるようだ。
あとは補給の改善で1-2時間くらいは行けそうだと思う。理由はかなりの上りを歩いたからだ。ハンガーノックも(自分の中での)カフェインショックによるロスがあまりにもおおきい。特に後者は補給自体もままならない状況に陥ってしまいとてもまずかった。

摂取した水分:3L くらい(トップスピード2L程度、それ以外は水)
摂取した食べ物:パワージェル5個、ジャム屋のジェル4個、おにぎり、温かいそうめん、バナナ5片くらい、ハニースティンガーのグミ:2袋、マグジェル:2袋、コーラ500ml

今回うまくいった点
  • 前前泊したので、睡眠不足自体はなかった
  • 攻められたのは前半の20kmと下り、後半の10km程度だがその割にはタイムが良いとおもった。
  • Lumen600の光はすごかった。ただ、ライトのために腰に巻く必要があるのと意外と重い。ドロップバッグがない場合には負担になるかもしれない。それでも、面白いライトであることにはかわりがない。ハンドライトを持たない、またはヘッドライトを外せる可能性があるのでおすすめ。
今回失敗した点
  • 補給
  • 時計がなくて標高から大体の位置が把握できなかったこと
  • 疲れすぎて集中力を失い、うまく走れず石を蹴りまくったこと
次このレースに出るときは再度14時間切りから13時間ギリを目指して挑みたい。

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