[トレイル]雨のすばしり->河口湖 

新しくできた、杓子から尾根伝いに下降するルートを見にでかけた。あとはデスマプロジェクトで練習不足なので刺激を求めての修行モードもある。

最初はガスたっぷりの曇。1200mを超えたあたりから視界が悪くなる。立山からはあっというまに三国山というかんじ。感覚的にナイトトレイルに近く先が見えないから早く着いたような感じがした。晴れていたら暑くてもっと時間もかかっていただろう。

立山から鉄砲木ノ頭までは富士山麓でも有数の名所だと思う。距離は10kmに満たないけどこの稜線の風景とか雰囲気は本当に良い。が、残念ながらUTMFは立山の先で山中湖側に下降してしまう。せっかく海外から挑まれる方々に、すばらしい富士山麓をみてもらいたいのになぁとおもう。


山中湖へはその先高指の手前の峠から下降。ルートの整備が進んでいるようだった。山を下ればこの日はそこらじゅうで合宿中。石割の湯の近くのローソンでごはん休憩。このローソンは中には椅子がないけど奥にはテーブルと椅子がある。雨風なければ、外でごはんを食べるのが良いと思う。目安のタイムはここまでが3時間。

そこから石割りへ。石割山のルートは年々痩せていて難所が難所になってきている。雨が降ると掴まれる根っこも滑るのでこわい。石割山から二十曲峠は久しぶりだったが、とても長く感じた。少しヤブになっており手をいろいろ切ったようだ(後が残っていた)。

峠で一度休んでからヤブを抜けて、丘をいくつかこえて、立の塚。夜通ると変なところで道を間違えやすいので、事前に昼間見ておいたほうがいいところ。(去年間違えて下降してしまった)。このルートはいろいろ白いキノコがおおい。たべられるカラフルな奴らは、村人たちに総ざらいされているか、村イノシシ、村カモシカの朝ごはんだろうか・・

立の塚から杓子へ向かう途中のやぶでスズメバチ先輩がふらふら。怖いなぁと思っていたが冷えていて雨なのであまり攻撃的じゃなかったので助かった気がした。あそこで威嚇されたらあまり逃げる場所もないのでどうしようかとおもった。

上りにたどりつくと静になる。雨と露で岩が滑るので手でつかむ場所は注意が必要。泥もつくので手を洗ったり綺麗にするための道具はこの区間では重宝する。夢中になって登っていたらカモシカ先輩と遭遇。なんか大慌てでさっと下降していったが、気配の消し方や移動速度がすごくておどろいた。


杓子山についてだいたい6時間経過。山頂で少し休んでから、新コースへ下降(これがいぜんからあった飯盛山Zコースに繋がるようだ。)この尾根、とても難易度高い。忍野周辺は雨がふるととても滑るドロ質が多く、グリップ自慢のシューズでも目詰まりというか泥が絡んでまったく機能しなくなる。しかも傾斜がきつくて道は細いところもある。ので、よる・雨になると、とても怖い下山になることが予想される。わずか100mくらいの標高差のポイントだけど、いつまで続くのかとても不安だしとても消耗した。雨の日はやめたほうがいいんじゃないかとおもうくらい。(そしてこの日は雨でした)

無事に杓子の横の林道にたどり着いてそこを伝って富士吉田へ。林道から舗装路を下って最初の曲がり角にハッピードリンクショップがある。ここは電子マネーも使えないしUTMFなどのレースともなれば、釣り切れの可能性もある。予め100円と10円は多めに持っていくことをおすすめする。また、コカコーラ系はないので、コーラ以外のドリンクも要研究・・かもしれない。

ずっとまちなかを舗装路を辿って寿の団地横のさくを抜ける。このあたりでだいたい7時間位。バテバテだったが登る。ちょうど雨と風が強くなったので、火照った体を冷ましてくれてちょうどいい。1時間以上登って、三つ峠方面への合流点に到達。その後天上山方面へ移動。

UTMFのコースから離れて天上山自体は近いのだが意外と登らされる。ハセツネの第一区間のようだった。下りも階段とトレイルが混じっていて面白い。天気が悪く人がいなかったことも幸いした。

帰りは河口湖駅前のホテルにある日帰り入浴で汗を流して着替えて電車で帰宅。予め草履と着替え、臭い荷物を封じる袋を持って移動していた甲斐があった。晩ごはんがわりに、桜肉うどんを駅で食べた。肉が少ないこと以外は満足。

久しぶりに長い時間トレイルを動いたが、うまく力配分ができなかったことと体調というか体の感覚が戻るのにとても時間がかかった。上りは割と良いタイムだったが、全般もう一息感が強くうまくいっていない。毎週8時間と鏑木選手がすすめていたけど、せめて毎週4時間または2週間に一度くらいは長いたびに出ないとなかなか厳しいかなぁ。

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