Tarawera Ultramarathon 2017 15:25:03

初めてUTWTツアー戦に参加して、海外レースを堪能してきた。
走れる100kmくらいならほぼ完走できるだろうとおもっていたが、やっぱり七転八倒みたいなことになり、なんとかギリギリの目標は達成(16時間)。長いレースはそれなりに準備をしなければいけないことをまた思い知らされる。

オークランドまでの航空券だけとっておいて、ホテルとか移動は現地のトライアスリートの方にサポートしていただくことにした。初めての海外レースだし、勝手が全然想像つかなかったので、とても助かった。(いろいろな大会に参加される方にサービスを提供している模様

初めての大会なので、余裕を持って木曜日に現地に入る。飛行機の到着が遅れて予定よりも半日くらいおそいんじゃないかとおもうが、オークランドからロトルアまで3時間ちょっと。このとき話を聞いて色々学ぶことができたので良かった。
午後7時から最初のブリーフィング。地蜂に注意とのこと。また天気は良くなるので水分補給や低ナトリウム障害などには注意してほしいとのことだった。(だいたいプログラムに網羅されているので、事前に過去の大会のもの(PDF)を見ておくことをおすすめします)






そのあと、街で晩御飯。イタリアンのお店にいったのだがサイズ感がちょっと想像より大きくて食べすぎた。でも、野菜がうまいのがとてもいい。目立つところではほうれん草の色と味わいが本当にほうれんそうしている。他方凝縮感がないぶん水分は少なめな感じ。なのでこまめに水分はとっておいたほうがいい。
水に関しては水道水はおいしくかんじられる。ほぼ軟水で日本感覚でいける。

次の日朝ランでRedwood iSiteにでかけてみる。行くとわかるが色々すごい。道は日本の林道にちかいか。石灰質で色は白い。雨が降ったらヌルヌルかな・・整備が進んでおり、根っこや石で躓く箇所はとても少ない。また、MTBなどとの共存もいい感じで、すれ違う人たちの笑顔の挨拶が楽しい。(日本だとこのあたり少しギスギスしたカンジがするので・・)
午後3時からRegistration。PhotIDとしてパスポートを持っていって、体重を測ってからゼッケンとタグ、をもらう。このときTシャツをもらうはずだったが届いていなかった・・(結局届いたのはレース翌日の表彰式あとの夕方だったらしい。その後もらえなかった人は郵送扱いになりました)
そのあとは早めに夕飯を食べに行き、早めに寝る。

次の日は2時に起きてご飯を食べて準備をして、5時過ぎにガイドの堀さんにお願いしてスタート地点まで。外は気温10度前後で少し肌寒いが風がないのでおもったほどではない。薄い上着をきてスタートまで待機。

シューズは、Salomon Speedcross Pro, ザックはTNFのMartinwing10、水は最初のエイドを飛ばすため2Lくらい(多分参加者では多め)ジェルはドロップバッグをしないため18個搭載。ライトはBlackDiamondの新しいヘッドライト(200ルーメン)と閃のハンドライト。

6時前、スタートセレモニーでマオリのHAKAが始まる。
6時頃、HAKAがもりあがっていて終わる気配がない、スタートしないことに周囲が少しざわつく(こういうもんだよねー的なやり取りもちらほら聞こえる)
6時3分ごろ、Paul(主催者)によってどうやら打ち切られてスタートカウントダウン

最初はかなりゆるいが、スタート直後はしばらく舗装路でフラットを進んだあと一気に高度を上げる。このレース40kmの第3エイドまでがだいたい一区切り。最高点が700mちょっとで上りが少なく下りが+300m多めのコース。スタートして30分位するとちょうどノボリとクダリのポイントで日の出がきれいに出てくるのが見えてきた。

走れるコースという前提だったのでかなり押して走ってみたが、あとになってみると最初からかなり無理をしすぎたかもしれない(苦笑)。汗もそれなりに出てきて、ハセツネのときのようにお腹がぐるぐるしてきた。10kmすぎ、湖にはいってからすぐのところに公園トイレがあったのでまずそこではいる。第一エイドはそのままパスしたが第2エイドでまたトイレ・・という感じでTrawera Outlet/ Trawera Fallsを除くと全部のトイレにはいった。朝食べすぎたのか、負荷をかけすぎたのかはわからないが、不本意ながらずっとその体調だった。

お腹はコワスが食べるのは大丈夫そうだったので予定通りパワージェルを取り続ける。水をごくごく飲むとおなかがぐるるとするので、極力水分を取らないでなんとかならないかなと模索をする。ただ日が上がり気温が上がると体が冷めなくなるのでどうしても歩く時間が増える。

つらかったのはOkatainaから湖沿いのトレイルだろうか。道としては林の中を抜けるシングルトラックでとても良い感じだが、アップダウンが断続的に訪れてしかも走れてしまうので休めない。気温も上がり体温もすぐ上がる。最初は走っていたがどうにも後にも体が嫌がるので適度に歩くことになった。水分補給が不足しているのはよく自覚していた。また下りで変な体の使い方をしていたのか右ひざもいたくなってきた。

後半は長いOSJ的林道の下りが多い。とはいってもそこはNZなので風景はとても良いし見たことがない林は楽しみが多い。自分は元気なヘッジホッグに夢中になった。



体が復調?になったのは夕方6時以降になってから。Titokiをすぎてループを抜けてからなんだか体の動きが良くなってペースが上がるようになった。Fishermans Bridgeをすぎてから、日が落ち気温が下がり、足の痛みも消えて体も冷めたので再び走り出す。ほぼ下り基調だが森の中をライトつけて走るのに慣れていない人も多いらしくトントン抜いていける。最後1-2kmくらい公園の際をはしっていたとおもうがそこはちょっと道がわかりにくくてキョロキョロしながら進み最後は花道を疾走?する感じでゴール。

コースは日本のトレイルのいいとこどりで且つ景色がとてもいい。晴れていればなおさら良く、回る湖の水の澄んでいること想像以上だった。また、トイレもきれいにつかわれているし、エイドもとても充実していて、特にフルーツがうまいしエイドに関わる人達もとても感じが良くゆったりがいい意味できいている!日本に帰りたくなかったほどだ。

次に参加するときは13時間は切りたい。とおもった。目標はアベレージで8km/h.最初に飛ばしたり途中でバテたりせず楽しみたい。その前に確実にウルトラでサブ10を達成できる走力とレースマネージメントが必要か。

タラウェラウルトラマソンはこの年で9回目の大会。以前はいろいろあったようだし、開催時期も違っていて天候に苦しんだこともあったようだ。だんだんとスポーツイベントが認知されてからいろいろな団体や会社、お店の協力を得るようになったようだ。主催者のPaulがとても良い感じのOrganizerだとおもうし、それを固める人たちもとても良いサポートしている。ニュージランド自体時差は4時間先行ですむし(初日少し眠い程度)、水もおいしいし、ご飯もなかなか。その上寛容なカルチャーがあるので初めての海外ツアーとしてはとてもよい選択だった。

海外のウルトラランニングのカルチャーを見てみたい人にはとてもおすすめ。



Overall RankCategory RankGender Rank
264
from 455 Finishers
73
from 116 Finishers
207
from 312 Finishers
SPLITACCUMULATIVE
LOCATIONTIMEDISTANCESPEED/PACERACE TIMEOVERALLDIVISIONGENDER
Blue Lake -16.7KM01:50:4716.7km9.04 / 6:381:50:4717950151
Millar Road - 23.5KM00:50:036.8km8.15 / 7:222:40:5118052153
Okataina - 39.9KM02:20:0416.4km7.03 / 8:325:00:5521061174
Tarawera Outlet - 57.1KM03:04:3617.2km5.59 / 10:448:05:3222063181
Tarawera Falls - 62.4KM00:49:065.3km6.48 / 9:168:54:3921261175
Titoki - 71.8KM01:35:189.4km5.92 / 10:0810:29:5721561172
Fishermans Bridge 92.5KM03:31:4720.7km5.86 / 10:1414:01:4427175210
Kawerau - 102.4KM01:23:209.9km7.13 / 8:2515:25:0526473207
(http://www.sportsplits.com/Home/IndividualResult?clientId=34&raceId=2182&eventId=3&athleteId=79331&culture=en-US)


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