第16回24時間グリーンチャリティリレーマラソンin東京ゆめのしま







2回めの出走は最終的に悔しい気分で終わった。レースの趣旨からするとDNSはあってもDNFはないので、無理だと思えばそこでやめれば24時間走としての記録が残る。だが、24時間走りきった人たちの表情を見るとなんだか悔しい気分だけが盛り上がりとても残念な気分になってきた。
目標距離に達しなかったとしても、そこから耐える時間を乗り越える自分と戦う道が残っていたのだ。
本当に悔しいからまた来年もでたい。

レース自体はいろいろ準備をしていった。
まず今年はクーラボックスを用意。これのお陰で食べ物と飲み物を保管できるようになったので、好きなタイミングで好きなものが食べられる幸せな時間を過ごすことができた。もっていったのは、メルヘンのサンドイッチを3パックと朝ごはんにと柿の葉寿司ワンパック(5個)。それにコーラ、麦茶、DAKARA2L。あとで思えば、酸っぱい炭酸を1L以上買っておけばよかった。炭酸は目がさめるのと、コーラはあまり何度も飲めない、口がべたつく感じになるから。

シューズはAdizero Takumi Ren Wide 2。長い時間を走るとき、最初は薄いのが気になるが走り方がハマってくると全く気にならなくなる。
今回はいつものように汗びえ対策のドライレイヤーを着ていたがこれが逆に暑かったようで、それもまた消耗をよんでしまった気がしている。高度も変わらず天気も暑めで変わらずなら、最近の高性能速乾シャツならいらないということを思い知った。
ペースのコントロールは、口で息しないというのを試した。苦しくなったらペースを落とすというものだったが、リミッターとしては機能したが体の冷却ではちょっと??だった。着すぎの点を克服したらもう少し楽だったかもしれないだけにまた来年も試すつもり。
最初の2時間は抑えていても、とても暑く2時間で休んだとき飲み物をどれだけとっても心拍がおちるのに15分くらいかかった。前回はここも無理を押していたなとおもいつつ、収まった時点で復帰。その後6時間くらいまでは割と順調だった。

最初の睡魔がきたのは8時間くらい、20分位横になってから戻ったが1時間でまた休んだ。このあたりから体調が悪くなってきた。走ると筋肉というよりは内臓が辛い、痛い感じなのだ。片腹痛いくらいはいつもどおりとおもっていたが腹膜の中がどこもかしこも鈍く痛い感じになってきて段々と気持ちが削れてしまった。それでもなんとかとおもっていたが14時間くらいで目標の100マイルにいけないことをわかった時点で気持ちが切れたので100kmすぎでやめることにした。
15時間で到達し横になって休んだ。ここで自分のレースはおしまい。

次に目がさめたのは8時過ぎ、家人はまだぐるぐるしていた。途中経過を見に行ったらなんだかトップらしい。おやおや、と思いながら何かいるものがないかどうかを確認。コンビニまで炭酸飲料(酸味のあるもの)とウィダーインゼリーを買いに行く。
30分位してもどって、テントのクーラーボックスへ運搬。その後は、30分から1時間に一度程度声をかけたり、トラックの裏側のストレートで飲み物を渡したり、間違った周回数を伝えたりしながら、あっという間に時間がすぎていった。
23時間経過前後、22時間くらいから3位だったの選手の追い上げがあり距離差が10km(8周)を切っていたので、”眼の前にいる人が2位で追い上げているよ”と伝えたら何かに火がついたようにスピードが上がっていた。最後は200km超えて無事終了。

ただ、最後まで走っている人達を見るとふつふつと羨ましかった。走った距離よりも走り続けた時間が大事だなぁと思い出す。来年のテーマは眠気対策だ、また来年ここに戻ってくると思う。

使用したシューズ:Adizero Takumi ren Wide 2
シャツ:TNF ショートスリーブフラッシュドライフライウェイトクルー
*すごい乾きが早くて驚いた。着心地もとてもいい。

ドライレイヤー:ミレー ドライナミックメッシュ
*今回必要なかったようだ、汗冷えするまえに乾いてしまうため。低地の夏のランニングであればシャツ一枚でいいとおもう。

パンツ:Under Armorの短パン 
※うすくてはきやすい。乾きも早い

ソックス:IJINJI のミドル+CEP
*最近あまり見かけない少し長めのもの。足首だけを絞めないようにするため


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