甲州アルプスオートルート(Haute Route)源次郎岳山頂でボランティア

寒かったー、長かったー、腹減ったー
でも、すごかったー、楽しかったー、いい時間を過ごすことができたー
はじめてのボランティアだったが、ブラックバイトのような負荷と拘束時間であっても、楽しみがたくさんあるとあっというまなものだ。

一日目は駐車場誘導。20年ぶりにやったが、やっぱりうまくいかない部分はあるので修正しながら対応・・

そして本番二日目。

朝3時に出発し3時半大和自然学校で合流、そのあと源次郎岳につながる登山道入り口まで車で移動しそこから徒歩で源次郎岳についたのが4時半ごろ。レースは5時にスタートで6時半過ぎにはトップ選手が到達するからそれまでに山頂直下の朝霜ですべるかさなった落ち葉を防寒テムレスで取り払う。個人的にもきになっていたところなので、ひといきついて上に上がると意外と汗だく、だが5分後に寒くなる。着脱がむずかしい。

選手が来るまでの1時間半は寒かった。夜明けまえの放射冷却で冷えに冷え、風が吹くと寒すぎる。ハイドレーションとすポートドリンクが凍り付き、アウターのポケットに入れていたおにぎりもシャリシャリと凍りかけていた。

オートルートとリリーのランナーを見送ったらお日様が出てきてポカポカ陽気。

12時半過ぎから順次お戻りのランナーのお出迎え。源次郎岳山頂はトップの登りと下りが見えるので楽しい。そのあとは日の傾きとともに残り時間と距離をつたえて、こんくらいでつくと思いますよーという話をしながら見送る。

16時過ぎに援軍がくる。二人になるといい点が多い。悪い点があるとすれば、ちょっとちがう感じのことをアナウンスし始めたりすること。情報の不統一は今回ボランティア参加の過程でも頭痛の種だった気がする。 

 18時過ぎ、撤収ということで一目散にのせてもらえる同じチームの人のところへトコトコと急ぐ。ブブゼラを吹きすぎて唇が割れた。



以下は備忘録。

今回工夫したこと
1.携帯電話とその充電池に貼るカイロを張り付ける
これはよかった。電池の持ちがかわり、手に持っても暖かい。
2.防寒テムレス
とても暖かかった。ただし、道具がつかえないのでなにかいじるときは脱がなければいけないのが難点だった。
3.C3Fit/TNFの光電子タイツ類
これはとてもよかった。これと防風があればだいたい過ごせる気がする。ただし、移動などでは汗だくになる可能性もある。気温と相談。今回は-10度前後というはなしがあったので、HOT系で正解だった
4.コンロのガスの違い
ブタン、イソブタン、プロパン。寒くて役に立つのはプロパンの入っているやつですね。
 今回はSOTOのプロパンいりで対応。

5.ボランティアでも気分よく
お互い気持ちよくいきたいものです、そしてこれがこんかいあったからよかった。(未知の苦情が来てたらごめんなさい)

今回学んだこと、次に備えたいこと
1.雨風をしのげるテントかツェルトはあったほうがよかった。
天気悪化がなかったので問題なかったが、これでふぶいたり雨が降ったらちょっと危ないかんじがした。
2.足の防寒
冬にはける登山靴のほうがよかったかなと。あとは靴に余裕があれば靴下の重ね履きとかもしておけばもうすこしましだったかもしれない。
3.大きめのザック
今回は30Lでは小さかったように思える。テン泊装備の拡充がいいかな

 またやりたいか、といわれればやりたいとおもう。この場所でお見送りをして戻りを見届けるのはとてもいい仕事だ。無報酬だし15時間以上拘束されたが十分元が取れるいい場所だった。

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