第9回 武田の杜トレイルランニングレース 3:20

<追記2018.10.27>
武田の杜2018はコースがかなり変わっていた。最後は登って登って、ではなく温泉街に下るコースになっていた。それ以外もいろいろかわっている。攻略ポイントはあんまりかわらないとおもうが参考程度にどうぞ。


レベルの高いレースだった。エイドがちょうどいいところに多いせいもあり、30kmの距離ながらトップ選手は2時間15分前後でゴールをする。普通のランナーであれば目安はフルマラソンのタイムと言われており、自分であればサブ3.5くらいはいけて運が良ければ3時間一桁とかを狙っていた。

前日受付もあるので、前日に現地入りして早々にゼッケンをもらう。ここはナンバーカードが一枚でチップ付きのもの。ナンバーカード2枚装着は寒い大会では正直面倒なのでこれはとてもありがたい。

夜は大会推奨の湯村温泉ではなく甲府駅南側に泊まる。ここは繁華街だった?らしくいまはすっかりシャッター商店街気味で寂しいが、こだわりの本屋さんとか地元の飲食店や小売店を見て回って夕飯を食べて午後10時前には眠りについた。

次の日は4時前に起きて身支度を始める。体を起こすために少し外に出ようとしたらあっという間に冷えてしまった。あったかタイツを装着し直して動物公園までランニングをして戻ってくる、、が迷子になって道を間違える。その後6時半過ぎにホテルをチェックアウトしてから来るまで武田神社より手前の駐車場(創価学会の、だったかな?)に誘導されて駐車。ラン仲間がたくさんいたが皆厚着をしてストーブの前から動けなくなっていた。空気がとてもひんやりしている、風がないのが救いだ。


6時半頃開会式が始まる、凍える。
6時45分頃お払い、更に凍える
6時55分頃、スタートラインに着く。ロードで死にそうになるとあとが辛いそうなので真ん中より少し前に並ぶ。
7時頃スタート、田んぼのあいだをぬけてまずは2kmほどのロード、途中から傾斜がきつくなるが走る動きだけは止めないように進む。トレイルの入り口で渋滞が発生、石川プロデューサーが少し心配していたらしくこれくらいで流れれば皆さん許してもらえるかなーと話していた。渋滞はすれど流れるぶんだけまだまし、ハセツネとくらべちゃうと、、とはあるもののややキャパオーバーな気もした。人数を増やしたい地元の意向と葛藤が色々あると思う。

山に入るとずっとシングルトラック。なので前を走る人にスピードが重なる感じになるので、ショーストッパーがいると残念ながらそれに引きずられる。それがつらくなって無理して抜こうとしたら、階段の脇のふかふかすぎるおちばの下の穴に足をいれてしまいひさしぶりに捻ってしまった。痛いというか力が入らず、5分ほど足首をマッサージを試みたり押さえ込んで感覚が戻るのをまっていたら、階段が降りれるようになった!
を、走れるけど感覚がおかしいので、右足をかばいながら下る。

下りきったところに最初のエイドというかトイレが有り、そのあとはロードであがってまた山道へ合流。上りのパーツが走れる程度の傾斜でしかもながい。給水と給食をおこたると後半バテるなぁとかんじていたので、1時間を過ぎたあたりから30分に一度給食給水は時計でやるようになった。

登っては下りを繰り返しながら第一関門。エイドはパスしてそのまま走り続ける。とはいっても上りはやっぱりきびしい。ここからも登っては下りを繰り返す。20kmすぎて、白山という岩山に登るあたりがいかにも山道。ここは歩いた。そこから暫く下ると第2関門。ここではじめてエイドで飲み物を飲んでそのまますすむ。少し登ったあとにゴール近くの脇を通り林道をガンガンと下っていったら登り返し。ここからがとてもきつかった。大体6kmくらい最後に登り基調。走れる上りなのでとても苦しいが足を止めると自分に負けると言い聞かせて進み続ける。

幾つもの丘のような場所を超える。坂の頂上が見えたと思ったらまた降ろされてすぐに次の丘がやってくる。途中雄叫び兄さんとかに抜かれた、彼は本来のパフォーマンスではなかったように見えた。そして最後の階段にたどり着く。これは苦しいところだとおもったら、家人に見つかり更に煽られる。いやぁ、本当に上りが長かったので、ここで煽られても動けなくなりそうだった。
タイムは3時間20分、くじいたあしのロスを考えるとだいたいフルマラソンくらいでおさまった。ほうとうをふるまっていたが、風呂を優先して会場をあとにした。

それにしても富士山に大菩薩系、甲斐駒ケ岳を筆頭に南アルプスがずらずらと見えるさまはすごかった。

帰りは無料のお風呂券をもって、弘法の湯・杖温泉にいく。みんなホテルを目指すような気がしたので、あえてこちらにむかった。案の定空いていたが、宿の人がとてもいろいろよくしてくれて快適な風呂を浴びることができた!それに泉質はとてもいい感じだ。肌に全然いいし、お水も冷たいものがでてくるので、ひねった足にはありがたかった。


あぁ、これは病みつきになるレースだ。走り納めとしてはとても気分がいい。

<装備>
ザック:TNF TR-6
シューズ:Salomon S-Lab Speedcross
シャツ:TNFの長袖にMILLETのドライレイヤー
パンツ:モンベルのあったかパンツ、TNFの長めの薄いパンツ、C3FitのWARMタイツ
ソックス:IJINJIメリノウール多め
グローブ:Salomonのいつものやつ
キャップ:Salomonの黒いキャップ
ジェル:MAGのマンゴー、デキストリンのジェルx2
水分:ポカリ500ml(十分でした)、水500ml(ほぼ未使用)
それ以外:ダウンジャケット、防風のペラペラ


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