2017年最後のワインはこちら。アンリ・ボノーのシャートヌフデュパプ。自分はこの人のグルナッシュを全く知らなかった。シャトーヌフ・デュ・パプは混ざり合うのでグルナッシュを純粋に楽しむワインとは一線を画するとおもっていたこと、裾ものに出会うことすらなかったこと、自分の持っていたローヌワインの情報源には出てこなかったことなどなど。いきつけのワインやさんに勧められて年末向けワインとして購入。
2016年にアンリ・ボノー自身は亡くなられたようだが、ワインは自然ないきいき感のあるみずみずしい、程よい熟成感を感じられるものだった。不自然に若い古いワインが最近多い気がしていたので、このおさまりのよい感じは美味しかった。
比較試飲をすると負けるタイプのワインだろうし、お食事と一緒にゆっくり楽しめるワインだった。あわよくばまた飲んでみたいと思うし、いやこれはこれで思いでとして記憶にとどめておくのもいいような。
一瓶あけるだけでも惜しまれるのはよくわかるような気がする。
それにしてもワインの博打性を利用したような最近巧妙なニセワインの記事などを目にしたこともありちょっと買うまでに時間をかけてしまった。いよいよ古いビンテージほど信頼できる場所からワインを購入するのがほんとうに大事なことになってきた。
そして一緒にいただいたのは鴨鍋