甲州アルプスオートルート リリー(ミドル)

小川壮太師匠プロデュースの甲州アルプスオートルート。去年ボランティアをやって優先枠でリリーにエントリー。オートルートは長いし最後の2つの上りが洒落にならないのでミドルクラス。あとは明るくなってから出発、明るいうちに帰ることを目標に朝8時にスタート。目標はポールを積極的に使い内臓と大腿四頭筋を保護する。

最初のロードが5kmくらい、ITRAポイント的に5%増しの先輩と同行して当初の予定より速い。源次郎では上りの得意な自分が先行、知り合いのランナーとボラさんの何人かにお会いする。今回はなぜか源次郎が短く感じた。3時間かかってもいいやくらいではいっていたが2時間13分で山頂通過。

ただ、ちょっと早すぎて早速ハンガーノック寸前でジェルをなめながらゆるジョグで進むと中日川手前で先輩にパスされる。18kmの最初のエイドには3時間23分。3分差で到着したところでいれかわりで先輩が出発。コーラをのんでトイレに寄って先輩の背中を追う。その後甲州アルプス2000m前後の稜線のなかで登り基調では再び先後交代。

この区間はポールは使用禁止だが走りにくいので断続的に歩いて走ってを繰り返ししらないうちにトレインができていた。(空気は読まないので言われない限りお譲りしない)
牛奥ノ雁ヶ腹摺山でポールを出している間に下りの得意な先輩はさくっと降りていき、その背中を再び追う。もちろん追いつけず、30k地点のすずらんエイドも3分おくれ。ここではまだ補給中だったので、ハイドレの補給と再びコーラを飲んでロードを移動。フラットでは同じくらいの速度な感じ、ロードの上りではポールを使って再度前後交代。

源次郎の急降下では流石に追いつかれず単独のままキリガ尾根からマロニエエイドへ。この区間の下りは3kmと言われていたがとても長く感じた。そして追いつかれたが今度は抜かないとのことで、並走しながらマロニエに到着。ここでもコーラとぶどうをいただいて直ぐに出発。

ロードをくだりながら右手に見える稜線に目をやり、あーあーという気分になる。ここが最後の登りになるので、ここでのリードをうまくつくらないと先輩に先着しないなと考える。登り始めは先行していく。最初の稜線が一段落したらジェルを取りつつ、どこでしかけるか考える。そしたら進みが疎かになり、すぐ背後に迫っていた。急いで食べ終えてポールをついて最後のピーク手前から、スパート。下りでも推進力にポールを使いこれっきりのペースで進む。

ロードにでてもポールで進みつづけてゴール手前でふりかえると先輩が追いつきつつあったがなんとか逃げ切る。最後まで緊張感溢れるレースになった。8時間半はしって差は40秒。




ザック:The North Face TR-10
シューズ:Salomon WingPro 3
ポール:シナノ 13.6Pro
飲料:ハイドレーション1.5L と麦茶400ml
食べ物:ジェル10本
エイドの滞在時間:合計10分ちょっとくらい

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