[2008]都農ワイン Private Reserve Syrah


10年ほど前にリリースされたものを寝かせておいて開けたもの。都農ワインといえどもシラーはなかなか難しい。ピノ・ノワールみたいな味のときが多く、安いコート・デュ・ローヌやオーストラリアのシラーズと比べれば濃さに欠くというか、シラーらしい土っぽさがなくてなかなか難しい。2008をとっておこうとおもったのは飲んだときそれでも日本のものとしてはかなりいい線をいっている気がしたのでその期待が10年もたせた。

あけてみて、香りはなかなか良い感じ。すこし熟成してほんのり甘い濃いおいしい感じ。果実系の香りが強め。注いで色はオレンジがかるまではいかないが少し薄いような。口に含んだ感じは日本のワインらしい、薄い飲み口ながら香りはしっかりと酸も感じつつサラッと飲みやすい感じ。あれ熟成感は?とおもったが以前飲んだときと比べて角がとれている印象が残った。

どっちがおいしかったかといわれると買って少しおいてからのときのほうがよかった気がした。熟成してこそ美味しいまではまだいかないのかなぁ、このボトルに関しては購入してから1年以内に飲んだときのほうが面白かっただろうか。

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