[2008]Frédéric Esmonin Bourgogne Les Genevrieres



フレデリック・エスモナンは何度か飲んでいるが、エレガントな流れというよりは力強いブルゴーニュという印象がある。液色は濃く、ダークチェリーのように見えるし、本当にピノノワールだけ?とかたまに感じることもある。チョコやタバコの香りやクリームやバターのようなこってり感もたまにある。
発酵は木製の開放桶――天候に恵まれたミレジムではシャプタリザシオンなしで仕上げるキュヴェもある――で、ルモンタージュ、ピジャージュともにおこない各成分、色素の抽出を十分に図る。その後すぐにピエスには移さず、フードルでデブルバージュの後、樽熟に入る。その際用いる樽はアリエ産。新樽はミレジムにもよるが、ヴィラージュで2割、プルミエ・クリュで3割から4割、グラン・クリュが半分前後という割合。シュル・リー状態で1年と数ヵ月過ごし、オリ引きを1回、清澄はせずにフィルターをごく軽くかけて瓶詰め。

LUCのページを読んでいるともとは葡萄農家で、錚々たるネゴシアンに収めていたとか。ドルーアンやルロワにも認められていたというから葡萄には自信があって自分のワインを始めたようだ。ジュヴレシャンベルタンはそういう農家から醸造を始めたところが非常に多いように感じる。

一緒に食べたのは生ハムとエンダイブのサラダなど。


購入元:CIAL横浜信濃屋
購入価格:1500円前後
購入時期:2010年6月
輸入元:ラックコーポレーション

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