[2007]Marcel Lapierre Morgon cuvee MMVII

ブルゴーニュ南部でつくられるガメイは秋から冬にかけて飲むと美味しい気がする。夏だと果実の甘みと香りがべったりとした印象があり美味しいと感じにくいと感じる。また、ガメイへの印象がヌーヴォーのせいでよくない。マルセルラピエールは1980年代アメリカで紹介されてヌーヴォーのイメージからガメイ本来の味にも注目を集めるきっかけをつくったひとらしい。

また、自然派ワインのジャンルでは彼のワインほどもちあげられるものはすくないとおもう。今回開けたのは、彼の名前がついたキュヴェ。蝋でとめられており、開けるのは一苦労。ただしい開け方はわからないが一番上の蝋だけ削って、コルクを引き抜いてしまう。蝋づめは見た目は好きだけど、資源回収の観点で言うとあまりよくないきがしなくもない。

味は落ち着いていた。べっとりとした苺ジャムの様な、ヌーヴォーで感じるようなしつこさはなくおちついたベリー系の香りにしとっとした舌触り。こんなにおいしいならもっと早くから飲んでおけばよかったと思う。下手にピノノワールで冒険するよりもおいしい。



野菜たっぷりあったかトマトのスープとよくあった。

そういえば、マルセルラピエールは2010年10月10日に病気で亡くなられたそうだ。最後のキュヴェは2010年。モルゴンなどヌーヴォー以外は2009年だろうか。後継者は息子のマチュ氏らしい。同じものを作り続けることは難しいと思うけど、基本路線は変えないでほしいなぁとおもう。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20101013-OYT8T00453.htm

購入:楽天井上酒店
購入価格:5250円
購入時期:2010/10

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