クリスマスごはん#1 [1997]René Engel (Echezaux | GRANDS-Échezeaux)

今年のクリスマスは少しワインに嗜好を凝らしてみた。2日にわたり、近しいワインを比べて飲んでみるということ。ルネ・アンジェルのエシェゾーとグラン・エシェゾーを比べてみる。なお、先入観を持つといけないので1日目はエチケットを画しながら2個のグラスにそれぞれそそぐ。

バランスの良さ、というか圧倒的な安定感でおいしい感じがしたのは、まずはエシェゾーのほうだった。酸味もうまみも熟成した香ばしさのバランスがよかった。静かにおいしいと感じる。

グランエシュゾーのほうは濃いのだがかつおだしが最初に感じられた印象。程よく熟成したものに感じることのある味だけど、それが濃い、凝縮感があるといわねばならぬか。そして時折グラスを満たす攻撃的なアルコールの揮発。鼻腔が痛い。

一日目だと、エシェゾーうまいということになり、グランエシェゾーは晴れた時すごいと思う瞬間瞬間はあるがまだバランスが整っていないような。でも、それは飲み頃じゃなかったりもう少し待ったほうが面白そう。

ローストチキンは、ホテルオークラ謹製のもの。高島屋オンラインで取り寄せてみた。値段は高くないと思う。二人で食べるには少しハードだった。意外と身が締まっていてすかすかじゃない・・・それに味付けがしっかりしていておいしいと感じて食べ終えることができた。

ちと多かったが、並んで店頭で買うよりはいいかな。クリスマスは買い物もつかれるから。