1年半前に買ってすぐに飲んだ時、こんなシラーが日本でも作れるんだと思ったことが今でも思い出される。そのあとどこかでのんだとき、あれ力がないなあと感じていた。で、ストックの中で久しぶりに見つけて、少し熟成したものをとおもい開けてみる。
思っていた以上に期待したシラーの味に近かった。酸味はそれほどないけど黒糖系の香りにねっとりとした厚みがあり、コーヒー豆や肉のような血のような味があって深い。くぐもった煙いニュアンスもある。焼き鳥のタレや焼いてカリッとしたところによくあう。
色はそれほど濃くはないがよくすんでいる。待って美味しくなるのがわかったとき、ワインセラーに感謝する。こうして、またずぶずぶとはまっていく。