大根を切りすぎた。これは、ラップをして電子レンジで柔くする前の状態。
その後、なんとかここまでたどりつく。
1時間たって、醤油がしみていい色に変わった。これを作るのに東北のお酒1本(四合瓶)をまるまる使ってつくるという、コスパなんて全然合わないしろモニになってしまった。そして、追い打ちをかけるようにブリは新潟産の天然物切り身。自分が作っても美味しいぶり大根だったことは付け加える。素材の力が漲っていると、作り手を選ばないのだけかもしれない。
合わせたワインは、サルディーニャの、お店で買ってきたもの。エビの絵があるので、エビを食べるときに開けるつもりだったが、魚の出汁にあわせやすいワインのストックがなかったので、これを開けてしまう。楽天で販売しているところの情報によれば以下のとおり。余韻は短くさっぱりとしていて、少しむるっとする。安くてよく飲めるワインの割りには複雑さもありおいしかった。以前参加していたワイン会で、島ワインというテーマがあったけど今ならこれを持って行きたいと思う。ぶどうはヴェルメンティーノ。こちらによれば、スペイン発祥でコルシカなどでもワイン用に栽培されているが、サルディーニャでは酸味を優先するために熟する前に収穫するのだとか
バランスのよい酸味とアーモンドのような苦味サルデーニャ島では白ぶどうはヴェルメンティーノ種が主体で、島全体に植えられ、全土のワインがDOCに認められています。アラゴスタ・ブランドの「ヴェルメンティーノ・ディ・サルデェーニャ」は、島の北部サッサリ周辺の葡萄で造られています。淡い緑色を帯びた麦わら色で、熟したリンゴの甘い香りやぶどう果実香を含む。酸のバランスが良く、余韻にアーモンドのような苦味をほのかに感じます。ラベルに海老が描かれているように「伊勢エビのサラダ」とよくマッチ、白身魚のグリルやイカ、タコとの相性も抜群!
あと、氷見のブリのカルパッチョ。だいなしーとか聞こえてきそうなくらい、ブリがすごかった。値段もすごいが、ブリの青天井ぶりはすごい。ちょっと牛肉を食べているような、霜降り感と、油っぽさに相反する身の締りがうまい。
もちろん、大枚はたいたので美味しいと思いたいバイアスもある。でも自分がちゃちゃと作っても美味しかったので、良い食材は良いうでの手にかけたものを食べて自分の食に対する素人っぷりに愕然としたい気持ちが疼く。嬉しい愕然。