コトー・シャンプノワは、以前から興味深かったカテゴリ。シャンパンの元となるワインなんだが、一度だけワインのクラスに参加した時ワインの質は高いが、ワインとしては単体で使うことが少ないので単調なものが多い、といったようなことを講師(WSETのDiplomaだったと思う)の人が話していた。良い(good quality)けど単調(Simple)という表現はずっときひきつけられていた。
が、このボトルはふつうに美味しいピノ・ノワールだった。2004年もののアイ村産だとか。多分ノンフィルターでオリがすごい。色も濃く、温暖な地域のピノ・ノワールのようにややスパイシーだが後味ほんのり上品に甘い。抜栓したときはカシスのようだった。香りは移ろい、終わりの頃には黒糖系のじんわりとした味わいだった。余韻は短めで面白い。
購入元:楽天タカムラワインハウス
購入価格:7300円
購入時期:2012/12
インポーター:豊通食料株式会社
栓はこんなかんじ。以前、アルザスのクレマンであけたのとおなじ古い止め方。
作り手のサイト:http://www.gosset-brabant.fr/ (Indexのみ)