何度か飲んでいる、ベナンティのエトナロッソ。立ち読みしていた本にもここの作り手はベタボメだったということは最近知った。ネレッロマスカレーゼ主体の赤ワイン。イタリアワイン好きにはきっとうけないだろう地味な香りと味わいはとても滋味で、ブルゴーニュ好きにうけるだろうといつも思う。質も高く口の中でしっとりとして緻密。
話はずれるが、ワインのテイスティングノートにはたまに舌触りというか口の中での感触に関する表現がある。このワインではシルキーな、というのだろうか?。繊維を表現に例える方法は違和感があって、なめし革も絹もベルベットも、口の中でよく味わったことがないからよくわからない。想像力をかきたてられるかどうかになっている。
ワインの作り手のページ:http://vinicolabenanti.it/en/vini/etna_cru_03.php
で、おつまみは夏だがすき焼き--田崎真也風の赤ワインとバルサミコを使った酸味のある割り下がおいしい。夏向けにアレンジとかも考えたらできそうなレシピなんだなぁと思う。酸味と夏は最近おいしいとよくおもう。