東急東横店のワイン売り場で完全にエチケット買い。ビオワインどうっすかーみたいなコーナーでぼんやりみていて、気になったので購入した。こういう目な絵を見ると”三つ目がとおる”を何故か思い出す。しばらく寝かすつもりだったが、美味しそうな豚のグリルを買ってきてもらったので久しぶりに道のワインを開けてみる。
コルクを抜くと、強い香りが立ち上る。濃厚でコーヒーリキュールを思い出す。赤紫なイメージの香りってワインだからある意味当然か。ぶどうというよりは灼けた乾いた大地のほうがちかいかも。注ぐと折がすごい。どんどん舞う。除梗はしているので、枝葉はつまらないぶん注ぎやすい。
香りのこさと強さに、グラムノンを思い出す。作りての細心の注意が行き届いたワインなんだろうなぁ。不快な点はなく、受け入れるかどうか別として圧倒的な個性。この味わいが豚肉とそこにかかるにんにくのはいった濃厚ソースと非常によく合う。
コルクは短め。あまり長くおいておくようなワインじゃないということらしい。
購入元:東急東横店
購入時期:2013/9
購入価格:4500円前後
インポーター:ヴィナイオータ
ぶどう品種:カンプナウ、ムリステッルなど
いろいろ見て回ったら、こんな記述を見つける。
Skistos2004、Perdacoddura2005、Mariposa2006、そして2007年はOgu。
2007年は山火事にあってしまった年。サルデーニャは羊やヤギの放牧が盛んで、餌となる下草を生やさせる為に意図的に放火することがあるそうで、この火事もその放火が原因のようです。
オグはサルデーニャ語で、”目”、”芽”、”炎”という意味があります。猛暑や火事のオグ(炎)、生命や再生の象徴としてのオグ(芽)、人や樹が天災に立ち向かうさまを観察する自然のオグ(目)。
熟成させた豚肉のソテーです。スパイシーで香ばしい感じがよくワインにあっていました。カンプナウはもう少し色々飲んでみたいかな。