コート・ド・ニュイのピノ・ノワール100%で作られたクレマン・ド・ブルゴーニュ。クレマン・ド・ブルゴーニュというとシャルドネ優先なものがおおく、クレマンドロワールやフランチェコルタのような酸味の強めでシュワっと口を爽やかにするようなものが多いように感じられる。シャルドネとピノ・ノワールをブレンドするものはシャンパーニュの裾物にちかいものがおおく、下手に高くないわりに良いぶどうを使うものが多いので飲んで美味しいものが多い、と個人的に感じる。
で、ピノ・ノワール100%のこれは、あまり熟さなかったまたは早摘みものを集めて作ったものだろうか。自社畑でということなので、オート・コート・ド・ニュイ系のものを中心に使ったかそれとも意図的にクレマン用のものを作ったのかは気になる。高品質、という言葉で語られるとどういう経緯で作られたのかという情報を消してしまうのでいろいろ詮索してしまう。
飲んだ感じは、寒いピノ・ノワールな感じ。少しスパイシーで青っぽさがある。シャルドネ系とくらべると複雑で予想外の味で面白い。ミシェル・フレデリック マニャンはカレラに関するワイン本でお目にかかってからのもの。グラヴィティシステムを使うとか、エコセール認定受けたりとかいろいろ試行錯誤を重ねているとか。
購入時期:2013/09
購入元:楽天エノテカ・オンライン
購入価格:3000円
購入元のエノテカワインの資料によると以下のとおり。この通りだとするとこのクレマンは自社畑のぶどうを使っていることになる。
モレ・サン・ドニを拠点とし、ブドウ栽培者として協同組合に卸していた 父ベルナール氏のもとで働いていた四代目ミッシェル・マニャン氏は、1967年に独立。 シャンボール・ミュジニーの一級畑を購入したのを機に、妻のドミニクと共に自分達の手で ブドウの栽培からワインメイキングまで一貫して行い、1991年までの間に10以上のAOCの畑を取得しました。 現在では、ミッシェル・マニャン氏の息子であるフレデリック氏が運営を任され、 マニャン家5代目当主として、グラン・クリュ、プルミエ・クリュを数多く含む 高品質なワインを造り出しています。ネゴシアンスタイルで造られる「フレデリック・マニャン」に対し、 現在もいくつか所有する自社畑で造られるワインは、 父である「ミシェル・マニャン」名義でリリースされています。 ミシェル・マニャン名義のワインは、父であるミシェル氏が現在もワイン造りに携わり、 昔ながらのドメーヌスタイルで、手間暇かけて造られたワインを生み出しています。