Gran Reservaはプリフィロキセラのモナストレル(ムールヴェードル)で作られたワインだとか。そう思って飲めば変わったか、それとも期待はずれだったのかわからないが、思っていたよりも地中海的なワインで、オリーブオイルとかトマトがよく合いそうなワインで夏に飲んだほうが美味しいかもしれない。10年差については個人的にはよくわからなかった。
ビンテージ者としてはあんまり高くないので、74年、85年、93年を数日かけて飲み比べる。色はオレンジ、、とかみられず抜栓したときはまったく嗅ぎ分けができなかった、というか最初からできない。どれもこれも若い気がするが飲んでみると93年が一番固く閉じていて若そうな気がするという程度。
2日目、香りから少し樽っぽさが取れて代わりに甘い香りがするようになる、甘い香りが途絶えると養命酒のような気分もしなくもない。安定感があるようにおもわれたのは85年、93年は開かないし74年は時間の経過とともに香りがブレるというかいろいろ変化していく。
味わい自体はカカオやココア、チョコレート系のもの。たまにコーヒーのような香ばしさも感じる。味わいはこってりだけど余韻は短め。甘い香りはアメリカンオーク由来とかなのか、モナストレル固有のものなのか、いろいろ気持ちが戸惑う。古いスタイルのスペインワインを経験できたことでよしとすべきか・・
一緒に食べたのは、オー・ミラドーのおせち2重。箱の大きさを見たときは二人で大丈夫かなと思っていたが実際食べてみると意外とばくばくたべてしまった。とびきり美味しかったのはテリーヌとリエット、それに謎?の24時間温泉卵。野菜度は低めではあるけれども、それぞれ味がはっきりしていておいしかった。もう少しオリーブオイルやトマトテイストが欲しかったようなきもするが、このお重自体はすでに完成度が高いので変なものは交じるわけにはいかないきもしてくる。