[2008]DOMAINE RAMONNE Bourgogne Passetoutgrain

 


色はやや薄く感じエッジは少しオレンジ色がさしていた。かなり清澄されていると思うがうすいオリの幕が瓶にはりついていた。香りはガメイ独特のものを感じるがこれはなんというのかはよくわからない。若いときにはちょっと飲みにくく感じるがここまで枯れると嫌味はない。
舌触りはとろりとピノノワールだけと比べると少しひやっとして味わいに厚みがある。余韻はほどほどにあり、じっくりと時間をかけて飲む。

エノテカレンタルセラーに置き忘れていたものにはいっていたパストゥグラン。ピノノワールとガメイのブレンドが多く、古くは長熟のものが多かったようなことが少し古いフランスについて書かれたエッセイ本に見受けられた。実際にはバランスは生産者によって異なるので口当たりなどの軽重は大きく異なる。
で、これは何を思ったのかとっておこうとしたようだ。おそらく軽いワインで時が経たとき何が起きるのかを10年前の自分は感じたかったのだろう。たぶん期待していなかったこともわかる、だがそれはとてもおいしかった。久しぶりに気持ち良い裏切りにあった気がした。


いっしょにいただいたのは、RF1と美濃吉・デパ地下連合艦隊。秋のデパ地下は本当に危ない。写真に撮り忘れたが、浜ポーク(美濃吉)とローストポーク・バルサミコソース(RF1)もあった。いくらでも飲める・食える、肥ゆる秋を感じさせるものだった。


購入元:楽天ワインセラーパリ16区

購入時期:2011/4

購入価格:2000円以下


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