一本ぐらいは飲んでみたいと思ってとっておいたルフレーヴのグランクリュ。2006の白は当初赤より良いなんて言われていたこともあったがWinesearcherなんかをチラチラ見る限りの見ごろは2022年くらいまでだった。昔の書籍は30年なんて言う向きもあったが最近15年を過ぎると白ワインはすえた香りがしてきて飲みづらいと感じることもおおい。そんなわけでセラーでみつけて、あ!飲もうと思った次第。
飲んでみるとそれは夢のようなほの甘い残照のようでした、イメージしていた筋骨隆々なシャルドネとかまたは酸が強すぎて暴力的なものとかを思っていたが、おいしい紅茶のしずくをのんでいるようなほのあまいいい香りのするさらっとした液体でした。最後の一滴まで惜しみながら楽しみました。
今まで飲んだ白ワインのなかで一番おいしいかもしれない。なによりシャルドネがシャルドネじゃないみたいな感じがして不思議な気分だった。15年くらい我慢した買いがあったのかもしれない。
このビンテージのころの当主だったアンヌクロードルフレーヴ氏は59歳で亡くなられたらしい。ワイン関係の方はなんだか短命な方が多い印象があるがほんとうのところはどうなんだろう。老いてそのうち味覚も嗅覚も衰えていく、衰えているのだろうとおもうと健康なうちにストックを楽しんでいきたいと思う。
購入時期:2009年
購入価格:4万円くらい
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