オーセールやシャブリのさらに北西にある土地。昔は銘醸地だったがフィロキセラ以降廃れてしまった葡萄畑を、三ッ星レストランのシェフだったミシェル・ローランが専門家(テロワールで有名なクロード・ブルギニヨンとキリアコス・キニコブロス(誰それ・・・))を読んで作り始めたワインだとか。
成城石井で並べてあった。このコーナーはだいたいのるかそるか。値段的には一度は試そうというかんじの3000円以下だったので飲んでみる。開けると寒い地域のピノ・ノワールに多い、すもも系の香りをまず感じられる。しんとした液質でしっかりしている。値段の割に繊細でおいしい。酸味もしっかり。裏のラベルには7-8年後が飲み頃と書いてあったが基準は不明。でも、アルザスやドイツのピノ・ノワールを彷彿とさせておいしい。この値段だったら、今年のベースはこのワインになるかな。
最近、知らないワインを飲む意欲を少し失いかけていたけど、こういうのに出会うとやっぱりやめられない。また、どしどし変なワインを掴んでみたい。
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